自分で決めてはいけなかった

わたしは子供の頃に過酷な経験をしてきたことで、日常的に意識を飛ばす癖がついていました。

意識を飛ばすとは、目の前の現実から逃れること。

わたしには今でもその癖があります。

無意識にやっているのですが、そういう時は頭の中が思考停止していて、自分に起こった問題も他人事のように感じてしまいます。

本人は本気で問題を解決しようと考えているのですが、身が入らないというか、身を入れて考え切れていない感覚が常にありました。

更に自分の判断が間違っていないか不安で仕方ありません。

だから他人に判断してもらおうとしてオロオロするばかり。

やたら他人に意見を求めていました。

それでも自分で決める事ができない。

そこには自分で決めてはいけないという強い信念がありました。

自分で決めると否定される、怒られる、無視される、笑われる、馬鹿にされる。

だから日頃から自分の意見をはっきりと言えませんでした。

人に合わせるのは、嫌われたくない気持ちもありましたが、自分で決めてはいけないという信念からでした。

やっと気づくことができました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?