●台湾の先住民族「セデック族」を知る

最近は政治の関連で台湾について多く報道されていますが、その関連で「セデック・バレ」という映画が紹介されていました。

セデック・バレの内容は、”1895年から50年間続いた台湾の日本統治時代。そのなかで起きた原住民族による武装蜂起「霧社事件」を描く本作は、二部構成の4時間36分に及ぶ台湾映画史上最大の歴史大作”とのこと。

ほかセデック・バレのレビューなどの情報としては、

台湾には清の統治やオランダだのスペインだのの統治を受ける前から、あの地に根を下ろしていた原住民(と、現代にあっては自ら名乗る)南方系の人々が沢山居ます。
「獲物も、それを狩る場も自らの両手を血に染めて獲得し、生きていくのが真の人(セデック・バレ)である。」そういう哲学を以て生きてきた人々です。
清の統治下に在ってすら、満州族や漢民族より彼らの人口は遥かに多かった筈です。
自らの統一王朝を築く歴史を持つに至らず、異国民の統治を受けるも、その意味すら認識せず、日本による統治が始まった頃に至っても、未だ彼らは狩場を争って殺しあう、いわゆる「首狩り族」でした。
(中略)
山奥で暮らして、その狩場を擁する同じ島で何が起きようが知ったことではない、自分達の祖先が遺し、今自分たちが護っている狩場と自分たちの暮らしが全てだった・・・

映画の場合、どちらか片側の方を英雄視したりすることが多いと思うのですが、歴史を知る際はそうしたことを踏まえつつ、映画のような入りやすいところから入っていくことが良いのではないかと思います。
映画を見たりする中で基礎知識や興味が生まれ、そこを皮切りに、様々な問題の意外な一面が見えてきたりします。
さらにその後、問題解決といった大きなことにはならないものの、物事の見方や認識が変わってくるということもありますので、そうしたことはメリットとしてあるのかなと思います。

また上記作品とは別に、宮崎駿関連の映画の「千と千尋の神隠し」についても、少し別の視点で改めて観ると感想が変わるということも聞きますので、時間があるときに改めてチェックすると良いと思いました。

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