●本能寺の変の黒幕と比叡山焼き討ちの関係性とは?

以前より織田信長やキリシタン、大航海時代、ほか歴史について調べて現在の出来事とのつながりというものを考えています。

以前にも記述していた、織田信長が京都で討たれた本能寺の変の黒幕についての内容で、レア説があるのですが、それが
【福井県からバチカンに渡りジョルダーノ・ブルーノとして法王を目指し、枢機卿まで上り詰めて亡くなった説】というものがあり、それについて解説している動画がアップされていました。

色々と調べていくと、正史だけでは判断できないことが山ほどあり、最近では新たに海外からの情報なども発見されたりすることで多角的に出来事を理解することが可能になり、一般的に言われている歴史とは実際には異なるのでは?といったことも続々と出てきているため、

個人的にはこの『信長による大芝居説』を推したいと思っています。

ほか当時の歴史背景として、

・延暦寺が時の権力者たちも容易に手を出せない、宗教的な威光と軍事力を備えた聖域であった

・延暦寺の僧兵たち(主に位の低い僧)が強訴(神仏の権威を背景とした要求など)を行い、朝廷にも影響力を及ぼすほどの強大な権力を持っていた

・生活面でもやりたい放題。仏教では禁じられている肉食をし、山に女性も入れていた

という状況で、それを比叡山焼き討ちという攻撃したことで全国の仏教勢力による反乱が起きうる情勢だったということも、この信長による大芝居説の可能性をうかがわせるところがあると思いました。

正直、今の日本国内でも同じようなことが行われているように思うのですが、歴史的な背景を踏まえていくことで色々な問題が生まれる流れがわかってきたり、

また現在での国内の問題に関しての解決策というものも少しながら見えてくるように思いました。


参考情報

僧兵(悪僧)がどのような形で成立したのか?
著者の成瀬氏は六つの類型を示している。
①寺社の堂宇、寺宝に対する自衛武力の自然発生。
②寺領である荘園が拡大し、その管理・防衛のために武力が必要とされたこと。
③僧坊が門流の拠点となり、寺院内で内紛が頻発したこと。
④朝廷強訴のために武力が必要だった。
⑤他宗派の排斥と弾圧のための武力。
⑥軍事面での幕府・武家勢力との与力・合力のため。

僧兵(悪僧)がどのような形で成立したのか?『比叡山の僧兵たち(成瀬龍夫著・サンライズ出版)』


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