●日本が開発したOS「トロン」について

当時は通信の5Gの関連で、中国と米国との覇権争いが行われていたのですが、それを思わせる出来事が色々と起きていると感じます。

覇権争いといえば日本でも当時、パソコンの関係のことで日本が開発したOSトロンとウインドウズのOS関連で同じような対決が行われていたそうです。

こうしたことは例えば、ビデオの規格でVHS対ベータも有名な話で、色々と規格争いは数多く存在しています。

トロンは当時、ウインドウズよりも10年先をいくと言われていたOSといわれており、技術的に進んでいるトロンが世界標準のOSになっていてもおかしくなかったそうです。

そして、実際に日本の各メーカーはトロンを採用しようとしていました。しかしその時は貿易摩擦の問題があり、熾烈な経済戦争に敗れあえなく世界基準となることはできませんでした。

採用を決めていたトロンに代えて、ウィンドウズを採用することになったそうです。
ただこのトロンは現在も活躍しているそうで、ネットワークプリンター、ルーター、自動車などのOSでは圧倒的なシェアを占めており、優れていたんだなと実感します。

今ではITに関して「1周遅れ」になってしまった感のある日本の状況ではありますが、新たに奮起できるならまた独自に開発するなどしてほしいと願うばかりですね。


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