見出し画像

裁判ざたがあること自体、既に負けだった

家庭連合は文顯進会長を相手取って、民事刑事合わせて30の訴訟を起こしました。
このたび一番長期化したUCI裁判が結審したことで、家庭連合側の全ての敗訴が確定しています。

ワシントンDC – 2023年6月15日、コロンビア特別区上級裁判所(DCSC)のアルフレッド・アーヴィング判事は、「世界平和統一家庭連合(FFWPU)インターナショナル他 対 文顯進他」の訴訟において、UCIに対する残りの訴えをすべて棄却する判決を下した。
この判決は、コロンビア特別区控訴裁判所(DCCA)が2022年8月に下した判決に続くもので、同控訴審判決では、FFWPUI、日本統一教会、天宙平和連合を含む原告らによるUCIに対する支配には法的根拠がないという判断が下されている。

【UCI訴訟終結】D.C.上級裁判所、UCIに対するすべての訴えを棄却

良くある食口の誤解として、「三男派は裁判という手段でお母様の基盤を奪おうとしている」というものがあります。
サンクチュアリ教会との裁判闘争を混同しているのかもしれませんが、これは事実ではありません。

文顯進会長と郭錠煥先生を相手取った裁判は全てが、家庭連合が原告でした。
敗訴によって損害賠償が生じるのだとしても、それははじめから「基盤を奪おうと」画策されたものではありません。

かつて使徒パウロは、教派分裂して争うコリント教会の信徒にこう苦言しました。

あなたがたを恥じ入らせるために、わたしは言っています。あなたがたの中には、兄弟を仲裁できるような知恵のある者が、一人もいないのですか。兄弟が兄弟を訴えるのですか。しかも信仰のない人々の前で。そもそも、あなたがたの間に裁判ざたがあること自体、既にあなたがたの負けです。

第一コリント6章5-7

家庭連合は世俗の裁判に訴えた時点で負けていたのであり、その裁判にも負けたことで天運がないことを証明しました。
「私は絶対にお母様を裏切らない」と息巻いた食口が、誰よりも韓鶴子総裁を窮地に追い込んでいる自覚はあるのでしょうか。

多くの食口はこの裁判を、「公金を奪ったのだから顯進様が悪い。盗まれたものを取り返すのは当たり前だ」と正当化しているところがあります。

UCIの理事解任に従わなかったことをもって「盗んだ」と断定することは、心情蹂躙も甚だしいです(どの口をもって、真の子女を盗人扱いできるのか)。
そもそも理事解任は、教団の既得権益(腐敗した執行部)が結託して、亨進氏を後継者に担いだ構図から理解しなければなりません。

訴訟がはじまった当時、家庭連合と亨進・國進両氏は一枚岩でした。
しかしいま後者は、サンクチュアリ教会として袂を分かち裁判闘争を展開しています。

文顯進会長はこの間一切言い開きをされなかったので、食口はその真意をずっと誤解してきました。
「後継者を外された愛の減少感を超えられず、人間的にその地位にしがみ付いた」という誤解のことです。

私は文顯進会長と直接お目にかかって、この方が人間的な執着で行動していないことが良く分かりました。
真に執着すべきは神様の摂理、基元節の成就であり、ばらばらに崩壊した真の家庭を諦めないことにあったからです。

「お母様だけが絶対正しい」と、食口は文顯進会長から目を背けてきました。
しかし時間が経過するごとに、文顯進会長の義は少しずつ証明されています。
ここまでの自分の判断に執着するなら、結果的に韓鶴子総裁を衰退と死に追いやることでしょう。
引き返す勇気がほんの少しだけあるなら、その運命を変えることができるかもしれないのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?