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[おやホロ]2ndアルバムを作るにあたって影響を受けた音楽等 vol.1「帰り路」

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前回の「1stアルバムを作るにあたって影響を受けた音楽」(vol.1vol.2vol.3)シリーズが好評だったので2ndについても書いていきたいと思います。

前回はパネルがすでにあってその解説でしたが、今回は外部のエンジニアさんや表紙のデザイナーとやりとりした資料、それから参考にした曲、映画など前回よりも振り幅が広くなり、ちょっと雑多になるかもしれませんがお付き合いいただければと思います。

まずデザイナーに渡した歌詞と世界観を共有するためのメモをそれぞれの曲の頭に貼っていきます。

1.帰り路

さっきまで見えてた夜に似た白い鳥は

僕から離れて誰かの夜に向かう

通りをゆっくり漕いで行く

明るい夜の中一人で

ゆっくり進む僕の船は

君の影をすり抜けていく

鳥が見えた

明るい月も

君の窓からも見えたかな

遠くで朝の落ちる音

行くあてのない帰り路の夜に

さっきからひどく冷えた気持ちが僕の手の中にある

君にはまだ見せていない

世界が止まって見えた

通りをゆっくり漕いで行く

明るい夜の中一人で

ゆっくり進む僕の船は

君の影をすり抜けていく

鳥が見えた明るい月も

君の窓からも見えたかな

遠くに朝が待っていて

僕には掴めそうになくて

通り雨に打たれている

ただただ、冷えたつま先を見てる

似通った夜の中泳いで

沈みかけては

僕はまだ右の手、左の手って叫んで

朝まで、朝が来るまで

泳ぎ続けていく

夜と朝、境目はどこだ

さっきまで見えてた夜に似た白い鳥は

僕から離れて誰かの朝に向かう


イメージノート「帰り路」

まず、僕の書く歌詞って実は全て同じ箱庭の中で起こっている事を一つずつ描写しています。この帰り路という曲は誰かの庭という曲の続編のような曲です。基本的には夜を一人で歩いていてかつての亡霊が通り過ぎていくような歌です。タイトルはそのままです。

まずこのイメージノートですがこれだけ読んでもよくわからないし、デザイナー(そってぃー)は文句も言わず偉いと思います笑。1stアルバムの「誰かの庭」に僕から離れて飛んで行った鳥が着地するイメージで書いています。

通りをゆっくり漕いで行く/明るい夜の中一人でゆっくり進む僕の船は君の影をすり抜けていく/鳥が見えた明るい月も/君の窓からも見えたかな

この部分は昔、浄水場の近くの丘の上のアパートに住んでいたことがあるんですが、その頃深夜にいつも誰もいない坂を登って家に帰っていた風景を思い出して書きました。

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975字
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