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シナモンの親戚

6/10以降、休載していた日記を今日まとめて書いた。別にどこに投稿しているわけでもないし、誰かに見せるつもりも死んでもない日記。だけどなぜだか、いつか誰かに見られてしまった時のことを思って、直接的な表現を避けて書いている日記。ちょいちょいあったことをなかったことにして、なかったことをあったことにして書いている日記。嘘を書いたことを覚えているからそれでいいやと思っている日記。いつか嘘だったことも忘れて、それが俺にとっての正史になって、みんなと話が合わなくなってしまうことがちょっとだけ怖くなる日記。でも、思い出なんてそんなものだよっていう人生。

ここ1ヶ月くらいの予定を、記憶を、手繰り寄せるためにラインを振り返りながらまとめて書いた日記。出来事の追体験をして、「いつか俺が日記を読み返すときにはそれは出来事のコピーのコピーになるんだな。」とか思った日記。ラインで記憶を思い返してるなら日記じゃなくてラインでいいじゃんとか思わないこともない日記。でも、ラインのデータはいつか消えてしまうじゃないか、と自分を納得させる日記。

最初は日々を意味のあるものにしよう、と始めた日記。毎日同じことばっかり書かない人生にしようと始めた日記。毎日書くことさえできない日記。文字には感情が出るから、その時の筆跡も含めて遺そうと思ってた日記。まとめて書くから疲れて文字が雑になる日記。それも込みで思い出になってくれることを願うしかない日記。

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