北見市移住日記007「段ボールに襲われる夢を見た日」
愉快なドライバーさん達
ニトリの家具を運んで来てくれたのは、いつもS急便のTさんだった。
「今日は、3つですよ」
「今日はひとつだけです」
と、ひとつだけの日は寂しそうにも見える。
しばらく配達が続いたある日
Tさん「家具屋できますね(笑)」
今「そのうち、ここがニトリだぜ(笑)」
Tさん「ボクが買いに来ますよ(笑)」
今「顧客番号1番だな(ワハハハ)」
こんな会話が楽しい毎日だった。
ニトリはS急便さん、amazonはY運輸さん、と決まっていてエリアの担当のドライバーさんも決まっているから、すっかり親しくなっちゃってね。みなさん、ほんと愉快ないい人達なんだ。
この間、取引先の社長さんから観葉植物をいただいたんだけど、配達がS急便のTさんだったんだよね。
Tさん、観葉植物の箱を抱えながら、何て言ったと思う?
「家具屋さんの次は花屋ですね?」って。またまた大爆笑だよ。
ほんと気がきいてるよね。
いいなあ。
毎日何か届く
北見にやってきて2ヵ月近くは、毎日のように物が届いた。
何しろ、三鷹の自宅からの「引越し」じゃなくて、(妻と娘は三鷹にいるので)事務所も住居も新規開設同様で、必要なものは、基本的に「現地調達」だったんで大混乱さ。
仕事しながら、暮らしながら「あっ、あれも必要だな」「そうかこれもあった方がいいか」と思いついては頼んでいくもんだから、ダラダラといつまでも終わらない。
ニトリの家具などはね、よせばいいのに、ことごとく「自分で組み立て」を選んじゃったもんだからもう、大変。
組み立てサービスを選ぶと、お金はかかるけど楽チンな上に、運んで来た段ボールを持ち帰ってくれるという、今考えると理想形。
でも、その時はなぜか自分でやりたいと思ってしまったんだなあ。何でも自分でやりたくなるのはボクの悪い癖。
もちろん、日中は仕事をしてるわけなんで、家具だったらとりあえず受け止って、合間に段ボールから出して、少しずつ組み立てていって、夜に溜まった段ボールを解体して、終わったら深夜なんてこともしょっちゅうで。寝不足続きの毎日。
家具の組み立ては、完成する楽しみがあるからまだいいんだけど、段ボールの処分は資源ごみに出せるように、ひたすら小さくバラして紐で縛って、玄関に溜めて回収日の金曜日に出すの繰り返し。
北見に来て購入したカッターが、酷使されておしゃかになり、買い替えたってぐらい段ボールを切り刻む毎日。
特に大変なのが、ニトリの段ボール。とにかく丈夫。家具は重いから破れないようにしてるんだと思うけど、大型のカッターでも歯が立たない。
今思い出してもあの頃は辛かったなあ(涙)。
段ボールに襲われた日
ある日のこと、あまりにも段ボールとの格闘が続いたせいだと思うんだけどね。
とうとう段ボールの夢を見る羽目になっちまった。
何百という段ボールがね、徒党を組んでゾンビのように押し寄せて来るわけさ。
そうそう、あのマイケルジャクソンの「スリラー」そのものなんだよ。ジャンジャジャンジャンジャンって(文字じゃわからんね)、あのスリラーの音楽が頭ん中で鳴っている(苦笑)。
すっかりトラウマ?宅配が届いてドアを開けて段ボールだと、目まいがするようになっちゃって。
何てこと言うと、送ってくださった方に失礼になっちゃうね。激励の贈物も色々いただきました。
皆さん、素敵な贈り物、とっても励まされました。
ありがとうございました。
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