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暇なおじさんおばさんが減った

ここ10年ほど参加しているボランティア団体。小学生から大学生までの青少年の活動を支援しているのだが、これまでそこに参加してきたのは、子育て世代真っ只中か、そこを経てきたおじさんおばさん世代(40〜50代)だったが、最近はそこが怪しい。

そこでの近年の課題は、そうした「おじさんおばさん世代の支援が集まらない」というもの。

子どもたちが学校が休みの土日や祝日がメインの活動日。野外活動を企画したり当日運営したり後方支援したりする。結構手間と時間はかかる。

子どもが減っているからその親世代も少なくなっている、という状況は感じられない。私の住むところは近隣他県や市町村からの流入が多いし少子化の影響をカバーしてる。人口は増加傾向にあるほど。

親世代の支援が集まらないのは、「親世代が昔ほど暇でなくなったから」と思うようになった。

昔からすると共働きの世帯が増えた。統計上も7割近くあるそうだし、私の周りで何らかの形で働いていない人を探すのも難しいくらい。

そうなるとボランティア活動のメインとなる土日はゆっくり休みたいだろうし、休日にまとめて家事を片付けたいといったこともあるかもしれない。

知り合いの中には働いていないお母さん方もいるが、そういった方は子ども会、PTAなどの役員、サークル活動(プロ顔負けなほどガチ)などに専念されてて、就業されている方より忙しそうなほど充実さているという話もよく聞く。

私(40代)たちより上の世代になると、今度は親の介護に時間を取られてそれどころではない。おじさんおばさんは忙しいのだ。

暇なおじさんおばさんが減っても、団体の活動を回していくにはマンパワーはいるし、子どもたちの数は増えていっているので、残された人は余計にきつくなる。悪循環、、

子どもが好きで何かのためになればと始めた活動だけど、組織として回していくのは大変だなぁと感じているこの頃。

価値観も色々な社会だから、活動への理解や理念への共感とかをどう増やしていくか、みたいなことが大事なのかな。

ではでは、また。

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