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デッドプール&ウルヴァリンとMCU【ネタバレ無】

久々に映画館に足を運んだ。それも、久々のMCU映画で。 私はノーウェイホーム以降あまりMCUを追えていなかった。理由はよく話題にあがる「MCU疲れ」というやつだ。

そんな私が、公開日の朝イチバンにどうしても見に行きたかったのがこの「デッドプール&ウルヴァリン」なのである。

結果的に最高の映画でございました。この一本で私はまたマーベル沼に引き戻されそうです。

今回はあまり映画の内容には触れず現在のMCUについて思ったことをデッドプール&ウルヴァリンと絡めて少し書き連ねてみます。

今作の主役であるデッドプールとウルヴァリンは個人的にMCUらしくないキャラクターであると思っています。(FOXとの権利問題とかは置いといて😤)
デッドプールはR指定キャラで今までのディズニー配下のMCUには絶対出演できなかったでしょう。
ウルヴァリンはR指定で公開されたLOGANが高評価で大ヒット。
再度ウルヴァリンが登場するにしても、LOGANのようなR指定描写や、あの美しい終わり方をしたストーリーの続きを誰もが納得する形で脚本を書かなければファンが納得するウルヴァリンはかなり難しいでしょう。

しかし、マーベル(ディズニー)はこの2キャラクターをMCUに登場させたのだ。それもひとつの作品に!

これにはマーベルの本気度が伺える。

マーベルはNWH以降、ブラックパンサー、マイティ・ソー、マーベルズ、アントマンと人気ヒーロー達の単独映画を短いスパンで作っては微妙な評価を受け、ドラマシリーズでは作品数の多さとややこしすぎる内容でファンを困惑させ、MCU離脱者が続出した。

ここからはあくまで憶測なのだが、マーベルはこのままではマズいと思い、唯一の頼みの綱である20世紀フォックスからの使者、デッドプールとウルヴァリンに助けを求めたのだろう。マルチバース等でややこしくなったMCUにアダマンチウム製のメスをブチ込むことによって、再起を図ろうというわけだ。

デッドプールの第4の壁を破るという能力(?)は、言い換えると、私たちの気持ちを代弁してくれるツールになるのだ。これは彼にしかできない。シーハルクのことは一旦忘れましょう。
多様化し昔のような魅力が無くなりつつあったMCUを私たちと同じ気持ちで一刀両断してくれるのがデッドプール(ライアン・レイノルズ)なのである。

それに加えウルヴァリンときた。
ウルヴァリンはマーベルコミックの看板キャラクターでもあり、映画x-menシリーズでは一貫してヒュー・ジャックマンが演じてきた超大人気キャラである。

減らず口のデッドプールと寡黙だがタフなアル中という設定のウルヴァリンの掛け合いは想像しただけで笑えるでしょう。そんなアイデアを実際にスクリーンで実現させたのです。
しかもディズニーマーベル制作ながら、R指定で。
今朝見てきましたが、今までのデッドプール節は健在でした。(なんなら過去2作より過激発言多めな気がしたくらい)

今のMCUに対するイメージを変えるにはどうしたらよいのか、ケヴィン・ファイギのアンサーはこれでしょう。
R指定の血みどろアクションと過激発言でマルチバースとかなんとかそんなもんは一旦メチャクチャにしてやる!
とにかく以前のファンを取り戻すことにフォーカスしたのだと思います。 かなり気合を感じますよね。

前述したような従来のMCUらしくないキャラクターであっても、少し無理矢理な方法でも、なんとしてでもこの映画を作りたかったのでしょう。

そのアイデアは見事に離脱したファンにも刺さり、YouTubeでの予告編の再生数は2000万回を超えています。Fワード連発、薬物ネタでファンを安心させました。

デッドプール&ウルヴァリンは今後のMCUにとってかなり大きな功績となるでしょう。

また、公開してしばらく経った頃にネタバレあり感想を投稿したいと思っております。まだ映画館でご覧になっていない方々はくれぐれもネタバレだけには気をつけてくださいね。

初の投稿で、つたない文章だったと思いますが、最後までご覧いただきありがとうございます。

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