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第14章

タオは目に見えない、耳に聞こえない、触ることもできない

それらはどういう手段を駆使しようとも、感じられないひとつもの

そのタオとは、十全一如なものであり、どこを切っても金太郎飴で、

一部は全部、全部は一部である

(↑そろそろお気づきだろうが、老荘思想は、現代日本仏教に多大な影響を与えている)

全体も一部も均質であり、どこまでも無限長でありつつ一向に均質で、

まったく活動係数も変化せず、名状しえず、目に見える現象のすべての無限の源泉である

これらの表現が荒唐無稽に思えるならば、あなたは現象と欲望にすでに毒されて尽くしている

この摩訶不思議な意味不明な無駄極まりない世界を作ったものは、

俺たち小市民になんて想像すらできない、異常な狂った生命体である

それを老子は道と呼んでいる

もはやそれは我々の思いうる生命など超えた、理解不能な狂った何かだ

ビッグバン?ファ?、なにそれおいしいの?

全部おれが作ったんだけど by 狂った何か

俺に形など、あるはずがないではないか、ハハハ

形ってたったの3次元の表現だろjk

物質って何それ、3次元だろ、いい加減にしろ

3次元を超えてこいよ!人類!

お前らも道の一部なんだよ!本当は!

忘れたのか!

情けないゴミどもめ

アリが人のようだよ、人がアリのようだよ by ラピュタ

もしも、

もしも、お前らのうちの誰かが、

まさか、

まさか、お前らも本当は3次元以上の存在だったことを思い出したならば

そのときお前らが見る景色は、

きっと、それは、「恍惚」としか呼べないような、

恐ろしく美しい景色なんだろうなぁ・・・

俺は、それが見たくて、この不条理な世界を作ったんだよ

この世界の創造主で最高神の「道」である俺が、

なぜこの意味不明な世界を作ったのか、

それだけが理由なんだよ、、、ごめんよ。。。

その恍惚を感じられるのは、むしろ3次元に閉じ込められた

お前たちだからこそ、見られる景色なんだぜ

なぜ俺がこんな世界を作ったか、

幸せよりも一見不幸が多く見える、こんな酷い世界を作ったのは、

それだけの理由なんだ・・・天国は退屈なんだよ・・・

ごめんよ、人類・・・

ここから老子の科白に戻ります

老子は、あくまでも、当時流通しうる、君主論・統治論を装って語っています

それは、どこそこの関の長官に請われて述べたのが老子テクストだとされていることです

こういうケースでしか、当時は木簡に記録されえません

あくまでも統治論の体裁です、が

実は、密かに、老子ほどの人物は、この世界の存在理由まで、こっそり述べていたのが

このくだりです

それは、これを書いているナベというパンピーが

よわい5歳のときから抱いていた疑問の末にたどり着いた結論でもあります

この世界は、不完全によって喜びを得るためのバーチャルリアリティです

天国に喜びなど、存在しない

この3次元世界は、3次元プロジェクターです

これがナベシ現在の途中経過です

閑話休題

話はテクストに戻る

古来より、春秋戦国時代よりだいぶ以前、類人猿から人間になる頃には、

まだ「国家」なるものは、この地上に存在していなかった

おそらくそれは、単に人数による量的効果にすぎない

ある程度以上の人数になると、「統治」という問題が発生する

いわゆる政治学の誕生となる

政治が生まれ、経済が生まれ、人権が生まれ、フェミニズムにリベラリズムに

新自由主義に保守反動が生まれ、生まれ、生まれ、

それはただの現象(名)にすぎない

根本の本質の天才のバカボンの賛成の反対は、いつも変わらない

「この世界はタオから始まった」

それが道である 

(道:米カリフォルニア州Hwy95 ラスベガスへの道)