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第4章
道は見えないし、なんだかよく分からないし、結局何もしてくれないように見えるよね。
だけどあいつは無限だから、とうてい人間には分からないけど、勝てっこないのよ。
人間に備わった知性が人間の最大の弱点だから、どうしても知性で捉えようとするじゃん。
けど道は、知性が要らないことを教えてくれる。
なるべく知性に凝り固まった人間にも分かるように例えるなら、
水みたいなものだ。
ぜんぜん能動的じゃないし、何かによって動かされるだけの受動的だし、
音も立てないし、あれは単に重力という三次元の物理現象によって音が鳴らされてるだけだし、
道は水みたいなものなのよ。
見えてるものは、単なる名でしかない。
またまた無駄に統治論に絡めて言えば、ありえないような素晴らしい君主による治世、のようなものが道なんだよね
(道:パリ・シャンゼリゼ通り)