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ツアー報告: GoodJob!Travel2020NARA
2020年10月、全国の福祉施設のものづくりやアート活動をリードする、GoodJob!センター香芝、たんぽぽの家アートセンターHANAを訪問。「障害のある人と創造的な仕事をつくる」現場をめぐりました。
そして、奈良を拠点にものづくりを行う工房やギャラリーを訪ね、「奈良という土地で暮らし、つくり、伝えること」を体感。
両日ともに専門家を交えたディスカッションの時間をとり、参加者と受入側が発見や課題を共有しました。ツアーの様子を報告します!
※このツアーは、公益財団法人福武財団「2020年度 アートによる地域振興助成」によって実施されました。
(撮影:衣笠名津美)
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[いよいよスタート!]
ようこそ奈良へ!みなさんと、アートや手しごとをとおして、地域や空間を豊かにしている人や場所をめぐります。
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[あたらしい仕事をみる]
まずは香芝市のGood Job!センターの取り組みから。デジタルファブリケーションと手仕事の両立によって生まれるものづくりのプロセスを紹介。さまざまな技術を組み合わせて、障害のある人の働きやすさだけではなく、ここを訪れる人たちが豊かな関係をつくるための環境づくりを紹介。
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[障害のある人にとってもよい機会に]
Good Job!センターの案内は、障害のあるメンバー自らが行います。カンペやツアー小道具を作ってウェルカムな雰囲気に。このツアーは、受け入れる障害のある人にとっても、自分の仕事を伝える機会になりました。
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[新しいしごとについて考える]
京都大学博物館の塩瀬隆之さんをゲストにお招きし、どうしたら新しい仕事がうまれるのか、クリエイティブな思考や行為が生まれる場のありかたについて、ツアー参加者と働いている人たちといっしょに考えました。
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[味わう・交わる]
1日目の夕食は、ならまちにある「粟」へ。奈良の地元でとれた大和野菜でていねいに作られた料理を囲み、参加者、受入団体のみなさんで話が弾みました。
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[創造がうまれる空間]
2日目の朝は、奈良市のたんぽぽの家アートセンターHANAに。こんにちは!とすごいいきおいで自分を売り込む、HANAのアーティスト、山野将志さん。自由な雰囲気から多様な創造がうまれるアトリエ。参加者がそれぞれに満喫しました。
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[奈良のものづくりにふれる]
地方でものをつくり、創造者が集う場をつくり、自分でものを伝えるところまでやる。そんな人たちの活動をめぐりました。訪れたのは照明デザインのNEW LIGHT POTTERYさんと音響メーカーのsonihouseさん。風景や製品と調和した環境がすばらしく、いつまでもここで過ごしていたいという声も。
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(現在、listudeに改名)
[まちにひろがるアートをめぐる]
アートセンターHANAの山野さんの作品が使われいる、奈良県コンベンションセンターも訪れました。
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[やりたいことをやるためには]
最後に、参加者も混じってフリートークに。この二日間の体験と感想をそれぞれが語り合いました。
NEW LIGHT POTTERYの永冨裕幸さん、sonihouseの鶴林さん、長谷川さんもゲストで入っていただきました。
それぞれ、ものづくりだけを目的とせずに、地域の人たちがものづくりに参加できる仕組み、製品をとおして人をつなげる意識をもつことなど、たくさんのヒントをいただきました。失敗をおそれずに、自分の信じたことに取り組むこと。コミュニティを意識したものづくりをすること。業種に限らず、大事なヒントを交換できたと思います。
ありがとうございました!
また、お会いしましょう!
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[参加者の感想より抜粋]
Q:今回の旅で、印象にのこったことをお聞かせください。
・組織運営の方法に感銘を受けました。
・皆さんが生き生きと働いている姿。ありがとうと声をかけてくれたこと。
・仕事と自立、アートと障がいの有無、時間(人生)の使い方、みたいなことを考える機会になりました。ツアーのあと、この一週間仕事をして、学校にゆとりがないことも再確認しました。
・制作の集中力のために,絵の具が色ごとに瓶詰めにされているという配慮・工夫。制作の最後の仕上げをスタッフが行っているという共創作業。すべてに感服です。
[追記]このツアーに参加された株式会社典雅様は、障害のある人が生き生きと働ける社会を目指し、「able!プロジェクト」を始動。2022年4月に埼玉に初の拠点となるable!FACTORYをオープン。このツアーで出会った山野将志さんの作品ともコラボした商品づくりも実現しました。ぜひ活動をご覧ください!
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