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コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり

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新型コロナウィルスの影響により、障害福祉事業所など障害のある人のはたらく場も大きな影響をうけています。休業や営業自粛、イベントの中止、店舗への客足減少、得意先の減収など課題は多く…
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#台北

アンケート調査の報告:コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり

アンケートの背景と目的新型コロナウィルスの影響により、障害福祉事業所など障害のある人のはたらく場も大きな影響をうけています。販売先の休業や営業自粛、イベントの中止、店舗への客足減少、得意先の減収など課題は多くあります。「今後が不安」「次の展開を考えている」という声に対して、新しい活動や事業のヒントが求められています。 そこで、このような状況を打破するために、障害のある人とともに工夫やアイデアを考え仕事をつくりだしている個人や団体を社会に発信するため、この度アンケートを実施し

言われて傷ついた言葉でも/街なかで段ボール戦争ゲーム! 台湾編①

コロナウィルスの影響のなか、海をこえた海外の福祉団体ではどんな取り組みが生まれているのでしょうか?コロナ禍で考えたこと、実際にやってみたユニークな取り組みなどを教えてもらいました。旅する気持ちで読んでいただけると嬉しいです。 今日は台湾でアート&デザインの視点から福祉活動に関わるデザインスタジオ Sandwishes Studio(サンドウィッシーズ スタジオ)の段ボール兵器で闘う戦争ごっこゲームをご紹介。お話いただくのは代表のHang Li さんです。 砂の数ほどのたく

心の病についてのリアル展覧会をオンラインでやってみました:台湾編③

現在、台湾の台北(タイペイ)では心の病をテーマにした観客参加型のユニークな展覧会が開催されています。 展覧会のタイトルは「エネルギッシュ:故障中の人生試験場」。 ある有名なアーチストの人生と作品をとりあげながら、現代アーチストや精神障害を経験したひとたち、来場者、たくさんの個人や団体が参加し、この展覧会を一緒につくり上げました。 「混乱や障害の中で生きていくってどういうことだろう?」 「自分にとって”ホーム”とは何だろう?」 「自分が死んだ後も残したいものって何?」 精

"アートやデザインで社会と人々の人間関係をふたたびつなげる多くのことができると思っています”:Q&A 台湾編④

アート&デザインの力をつかって、社会的に取り残された人、困難な状況にある人たちに寄り添えるような福祉的観点のプロジェクトを多く行っている台湾のデザインスタジオ, Sandwishes Studio(サンドウィッシュスタジオ)の代表Liさんに色々聞いてみました。 このデザインスタジオ本当ーーーーに多種多様なユニークな活動をしているんです。 こんなユニークな活動をしている団体が台湾にあるんだ!というのが、プロジェクトを知れば知るほど深まる驚きでしたが、最初は名前を聞いたときに