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コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり

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新型コロナウィルスの影響により、障害福祉事業所など障害のある人のはたらく場も大きな影響をうけています。休業や営業自粛、イベントの中止、店舗への客足減少、得意先の減収など課題は多く…
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#新しい生活様式

アンケート調査の報告:コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり

アンケートの背景と目的新型コロナウィルスの影響により、障害福祉事業所など障害のある人のはたらく場も大きな影響をうけています。販売先の休業や営業自粛、イベントの中止、店舗への客足減少、得意先の減収など課題は多くあります。「今後が不安」「次の展開を考えている」という声に対して、新しい活動や事業のヒントが求められています。 そこで、このような状況を打破するために、障害のある人とともに工夫やアイデアを考え仕事をつくりだしている個人や団体を社会に発信するため、この度アンケートを実施し

学校でも会社でも教わらなかった物ごとの考えかた:奈良のあたつく組合

「家賃が高くて狭いとこで満員電車に揺られて暮らすなんて。若い時はいいけど、35歳くらいになったらめんどうくさくなりますよね 笑」 「福祉事務所がパンを作って売っても利益でないのは当たりまえだよね。効率が悪くて、機械化も遅れていて。おいしいかおいしくないか、っていったら民間企業のパンの方がはるかにおいしいですからね 笑」 と、ニコニコと穏やかにユーモラスに話すのは奈良にある 、あたつく組合(あたらしい・はたらくを・つくる福祉型事業協同組合)代表理事の山内民興さん。自分が住ん

収入が減って大ピンチ...!いろんなことにチャレンジしたその結果:ベトナム編③

コロナ 禍で収入が前年の40%にまで落ち込んでしまう大ピンチを経験したのはベトナムの社会企業Toheのみなさん。 これまでは地域のセンターで子どもたちにアートを教えたり、子どもたちの描いたアートワークをつかった商品の制作販売をしていました。 ”収入が減った人たちでも、お金をかけないで手軽に利用できて楽しめるものを作り出そう” ”ステイホーム中の家の中でも楽しめるものをつくろう”  と、あたらしい商品やサービスをつくり始めます。 カスタマーサービスとして、商品の送料も