マガジンのカバー画像

Art for Well-being

33
アートとケアの観点からテクノロジーを見つめなおし、アートとケアの可能性をひろげるプロジェクトです。病気や事故、加齢、障害の重度化など、心身がどのような状態になったとしても、さまざ…
運営しているクリエイター

#ダンス

【公開実験レポート】新井英夫×佐久間新×板坂記代子×筧康明:とけていくテクノロジーの縁結び~ALSの体奏家、ジャワ舞踊家、踊る手しごと屋、インタラクション研究者のコレクティブ~

■公開実験 実施日時:2024年2月15日(木)18時〜20時 会場:東十条ふれあい館4F第2ホール 1)「Art for Well-being」についてたんぽぽの家では、2020年より「Art for Well-being 」という、表現とケアとテクノロジーのこれからを考えるプロジェクトに取り組んでいます。 プロジェクトの目的は、<病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、自由に創作をはじめることや、表現を継続できる

【ワークショップレポート】新井英夫×佐久間新×筧康明:ダンス×テクノロジー=鑑賞の可能性を探る試み | 2023年11月23日

◯Art for Well-beingについて たんぽぽの家では、2020年より「Art for Well-being 」という、表現とケアとテクノロジーのこれからを考えるプロジェクトに取り組んでいます。 プロジェクトの目的は、<病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、自由に創作をはじめることや、表現を継続できる方法を見つけていくこと>、そして<表現すること、表現にふれること、表現しあうこと、これらの選択肢を広げ、自

【レポート】新井英夫×佐久間新×分身ロボットOriHime:ダンスの可能性を探る試み | 振り返りミーティング | 2023年6月2日

○2022年度に行った実験とは?2023年1月24日、2月14日の二回に渡り、新井英夫さん、佐久間新さんに分身ロボット「OriHime」を使ってリモートで共に踊っていただきました。 ●新井英夫さんプロフィール 体奏家/ダンスアーティスト。自然に沿い「力を抜く」身体メソッド「野口体操」を創始者野口三千三氏に学び、深い影響を受ける。演劇活動を経て1997年よりダンスへ。国内外での舞台活動と共に、日本各地の小中学校・公共ホール・福祉施設等で「ほぐす・つながる・つくる」からだのワ

【レポート】CAST:かげのダンスとVR|振り返りミーティング|2023年5月30日

2022年度に実施した、デザインエンジニア緒方壽人さんと、たんぽぽの家のひるのダンスによる[CAST:かげのダンスとVR]。 3月の展覧会、京都での報告会を経て、緒方さん、ひるのダンスに長年かかわってきた佐久間さん、そしてArt for Well-beingプロジェクト監修の小林茂さん、事務局が集まり、小林茂さんの進行のもと、[CAST:かげのダンスとVR]を振り返りました。 5月30日(火)17時〜19時@zoom ・緒方壽人さん(デザインエンジニア、Takramディレク

展覧会 Art for Well-being 表現とケアとテクノロジーのこれから:展示内容と関連資料

この記事は、2023年3月4日(土曜)から3月12日(日曜)まで、東京・渋谷にあるシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]で開催した展覧会「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジーのこれから」の展示内容と関連資料をまとめています。 関連企画として、3月22日(水曜)に京都・FabCafe Kyotoで報告会を開催します。取り組みに中心的に関わった人たちから、表現者や現場は何を感じ発見したかなどを報告します。 展覧会の情報あいさつ展覧会「Art

テクノロジーは「障害は世界を捉え直す視点」を人間にもたらすことはできるのか? キュレーター・プロデューサー・田中みゆきさんインタビュー

今回インタビューしたのは、キュレーター・プロデューサーの田中(たなか)みゆきさん。トップ画像(撮影:吉田直人)でこちらに顔を向けておられる方です。 田中さんはこれまで、「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、表現の見方や捉え方を障害当事者や鑑賞者とともに再考することに、さまざまなプロジェクトを通し取り組んできました。近年の仕事に映画『ナイトクルージング』(2019年公開)、『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場(2017-2019))、城崎国際アー