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少しのルールでデザインは良くなる

こんにちはテンプラです。

企業への住宅商品開発のお手伝いをしています。特に小さな企業や地元工務店さんが扱えるデザインや施工、仕組みを提案することが多くて、その場合工務店さんが扱えるというのは結構難しく、頑張ってデザインや納まりを考えても、長く長期的に考えると萎んで無くなることも多いのです。

継続的に使ってもらうには、工務店にも抵抗感がない家のイメージも必要になってきます。なので、状況によっては、あえて一般的に建設されるような「普通の家」を提案することあります。そうしますとデザイナーや建築家が見ると普通の「それなりの家」を開発している様に見えるわけです。

「それなりの家」・・・とレベル低めに言いましたが、それなりの家でも、そこいらの「それなり」よりも少しでも一歩先に出ようと、小さなルールを各所設けて、自信のある「それなり」を目指します^^。

その1例としては、角(隅)の壁とサッシとの納まり。写真でもある通り、窓枠と壁の角を合わせて施工しています。他のパタンとしては、壁がそのままサッシ枠内に納める方法。枠が無いように見せることで、よりすっきりとできます。この時は枠を付けた方が施工が簡易との判断で、デザイン性<納まりを選択しました。

普通の家を提案する際は、この様なちょっとした納まりや仕組を、工務店さんや大工さんでも無理なく抵抗感なく集積させる事。デザイナーがやる納まりではなくて、どの大工さんでもなじみがある、汎用性のある納まりを、ちょっとしたルールで少しでも素敵に見せる事がコツです。

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