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一番素材に悩むところ

テンプラです。

家の商品化をメインとして提案するのですが、一番素材で悩むのは外壁です。デザイン性を考えると塗り壁や板張りなど憧れるのですが、性能品質、内部結露や維持管理を考えると、どうしてもサイディングに行きつきます。デザイナーがサイディングでいつも悩むのは目地でしょうか。一般的には3030㎜×455㎜(だったような。。)のサイディング材を横や縦に並べてゆくわけですが、その切れ目が必ず出てきます。そこをどこに設定するのか。また、出隅にも画像にある通り同質出隅材との境に目地が。。

また、サイディングに種類にも気を使わなくてはなりません。特に画像の様な下見板風のサイディングは、下見板とサッシや玄関ドアとの上端、設置個所がうまく下見板のラインと合うかなど考えればキリありません。しかしそういった要望に叶えるようにメーカーもサイディングをいろいろと進化させてきていて、目地がないサイディングや、出隅も板金納まりでシャープに見せられるようにする等頑張っています。

私の考えとしては、悩むところですが、基本商品としてだれでも一定のデザインができるように設定するので、結構おおらかに考えるようにしています。なので、目地は大きくルール化して、軒の出の高さや、変な目地が入らない外壁幅を設定、その他細かい点は目をつぶります(笑)だから目をつぶれる様な柄を選定、目をつぶれる様な外形に気を付けます。量産的にデザインできる考えるように考えています。

ちなみに、上記画像の柄は下見板風ですが、サッシとの上端部のラインは合っていません。。でも、相対的にはうまいデザインになったので、まあ良し。と思っています^ ^ )。

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