【グアテマラ体験記 Vol.2】日本人女性が地球の裏側にあるコーヒー農園にホームステイしてみた話 ~トウモロコシ編~
こんにちは、いちかです!
前回から始まったグアテマラ体験記の第2弾。今回は、グアテマラ人にとってなくてはならないトウモロコシについてご紹介します。
日本では、毎日のようにお米食べますよね。グアテマラ人にとってはトウモロコシがお米にあたります。食文化は異国の地について理解を深めるのに不可欠なピース。ステイ2日目にして、トウモロコシの収穫から調理までさせてもらえることになり、異文化を学ぶのが大好きな私はとってもウキウキです!
GOOD COFFEE FARMS(以下、GCF)が今年8月にクラウドファンディングを行う目的にもなったトウモロコシ畑。今回は、GCFが今年の春からメンバーに支給した畑で収穫を行ってきました!
畑の規模がこれまでの3倍程度に広げられるというプロジェクトの成功を聞いて、イサイアス一家はじめ、GCFのメンバー皆とても嬉しそう😊それだけトウモロコシが生活に根付いているんですね。
1時間半くらいかけて収穫したトウモロコシたち🌽は綺麗な黄色をしています。たまに虫が皮の中にいたり、腐ってしまっている部分があったりするのですが、それもオーガニックである証拠です😊
誰がどのように作ったかがわかるモノって安心しますし、魅力的ですよね。今回自分が収穫したトウモロコシでグアテマラの伝統料理をつくっていくということで、緊張とワクワクが募ります!
どんな食材とも合わせられる万能さが堪らない、私も大好きな一品であるトルティーヤにはじまり、トウモロコシパンと、アトール・デ・イローテというトウモロコシジュースの3品を作っていきます。
本邦初公開?!グアテマラ人直伝のレシピです!
この3品、まずトウモロコシの粒を一つひとつ取って集める必要があります。もちろん、すべて手作業。みんなとっても素早く手を動かしていて、私も負けてられまいと頑張ったので指が少し赤くなりました。笑
粒の用意ができたら、トルティーヤ作りの準備。トウモロコシの粒たち、石灰、水を鍋に入れて火にかけ、沸騰して1時間くらいたったら一晩寝かせておくんです。そして、翌朝には寝かせたタネをピザ生地のように両手でパタパタとして丸の形を作っていきます。
これが結構難しい!私が1枚を作り終えた時、レティ(イサイアスの奥さん)は慣れた手付きで4枚をストーブの上に並べていました。笑
レティは子供のときにお母さんに教わった方法を何十年も続け、そして今は自分の娘たちに伝授しているんです。ステキですね😊
次にトウモロコシパンをつくるべく、粒を手動の機械を使って粉状にしていきます。機械の上の部分に粒を入れて、横についているハンドルを回すと粉砕してくれるのですが、これが中々大変。常にハンドルを回しているので翌日の筋肉痛が確定しました。笑
しかし、ここはチーム力の見せ所。レティ、イサイアス、彼らの娘たち、レティの両親、私みんなで交代交代でやって、やっと全てを粉状にすることができました!作業を終えた頃には、疲れも忘れる程の達成感!あとは、バター、クリーム、牛乳、砂糖などを加えて手作りの(!)窯焼きです。
最後に取り掛かるのは、アトール・デ・イローテ。難しい名前ですが、日本のコーンポタージュをさらに甘くしたような感じで馴染み深い味!グアテマラの屋台ではよく売られている人気者で、私もこれの大ファン😋
お湯にトウモロコシの粒たち、砂糖、塩を調味料として加えて、ぐつぐつと煮込むこと1時間半。最後に、焼いたトウモロコシの粒を入れて完成です。調理のポイントは、シナモンスティックを入れることだそう。確かに甘いだけじゃないアクセントがあって、美味しさが倍増!大満足です!
こんなにトウモロコシと向き合ったのは初めて。笑
グアテマラ人は乾燥させているのもいないのもどちらのトウモロコシも使って調理し、また粒を取って残った芯も火をおこす時に使うなど最後まで彼らのトウモロコシ愛が感じられました。
3品つくるのにトータルでかなり時間はかかりましたが、収穫から全て自分たちの手で行なったので、料理一つひとつに気持ちがこもっている実感が湧きました💕 食を通じて、家族の団結力が深まり、また家族代々受け継がれるものがある。彼らの生活の一部を実際に体験することのできたとても貴重な機会でした!
つづく。
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