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子守と焦り。

僕には2歳になる子どもがいる。
特徴的な眉毛に、くりくり坊主の男の子。可愛い。

子どもがいると、世界は子ども中心に回っていく。
大人の希望は自然と後回し。子どもの注文に答え続けるのが大人の仕事だ。
親になった以上、ある程度は仕方のないことなのはわかっている。

でも、僕はいつも焦っている。
子どもと過ごす穏やかな時間に浸れば浸るほど、何かに立ち遅れている感覚になる。

走り続ける友人だち。廃れゆく地方。弱肉強食の社会。
気がつくと、子どもの遠回りを待てない自分がいる。

仕事をしていることが成長ではない。
自己啓発本を貪り読むことが正義でもない。
周りと同じように走ればいいわけじゃない。

二度とは味わうことのできない子どもとの毎日の中からも、得るものはたくさんあるのだろう。
焦るなよ、焦っちゃだめだ。

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