おばあちゃん

おばあちゃんが亡くなってほぼ1年が経過した。1年振りに親戚一同が集まるため、群馬に向かう。

去年の夏は色々あったなー。
浪人生だったので夏期講習の授業の間を縫って亡くなる直前に会いに行ったり、葬式にむかった。おばあちゃんっ子という訳では無いが、初めて関わりが深い人の死を経験してしまいかなりショックだった。ボロボロ泣きまくった。正直そのときの前後の授業は全然内容が入ってこなかった。予備校の授業が終わればすぐに教室をぬけて横浜駅から少し抜けたところにある公園で一人でずっと泣いてた。その時の景色はずっと忘れない。忘れたくない。綺麗な夜空だったかもしれないが、涙で前が見えてなかったのでなんも分からない。ヤンキーもそこらじゅうにいたので、毎日色んなところを転々としてヤンキーを避けながら泣きじゃくってた。最近できた横浜CIALの外のウッドデッキもたまに使ってた。カップルも結構いたのに俺の涙で演出をめちゃくちゃにしちゃってたかも。すまん。

そんなとき、The Whoopsに救われた。他にも沢山のバンドの音源とかに救われた。でもその中で一番心に残っているのがThe Whoopsだった。宮田さんも以前、おばあちゃんについてのツイートをしていたのを思い出した。最初は周りの人にこんな重い話をすることもなかなかできず、勝手ながらDMで相談した。そしたら本当に優しい返答ばかりをしていただいて、嬉しかった。僕は優しくされてしまうと必要以上に甘えてしまう。そしてどんどんめんどくさい、相手が返事するのに困るような内容をハイペースで送ってしまう。いまだに治らない。なのでめんどくさがられてるんだろうなーと思いつつ、送ってしまった。(罪悪感はあるので許してください。)
それでもみんな優しい言葉をかけてくれるのが嬉しくて、毎回やってしまう。
まあこれは話したらきりないのでここら辺で辞めます



そして宮田さんに夕暮れの曲について、教えてもらった。

この曲はZINEにもたくさんこの曲の制作過程とかが書かれていたし、ツイートもされていたのでなんとなくは知っていた。でも実感がなくてそれまではなんとなく聴いていた。

宮田さんのおばあちゃんが亡くなったのをキッカケに作られた曲で、みなさん聴いて欲しい。ZINEも買って読んで欲しい。もう売り切れてて買えなかったらごめんなさいだけど。

そして森ちゃんにも、そんな気持ちを紛らわすためにお笑いの話をしたくて向こうからしたらめんどくさいであろうDMをずっとし続けてしまった(今も不定期だが続いてしまっている)。
それでもいつも優しい返事をいただける。なんてすごい人たちなんだ。。すながさんはお話できたことは無いが、きっとすながさんも優しい人だろう。いや、絶対そうだ。

森ちゃんはバンドを辞めちゃってとても寂しいけど、本人の意思だしこればかりは仕方ない。でもThe Whoopsがなくなったわけじゃないから、早く新体制でのライブもみたい!だってみやたさんの音楽が曲がすきだから。心が壊れそうなときに聞くとすぐ泣いちゃってる。そしてなにかに絶望してたとしても、大丈夫だなとすぐ思える。そんな曲が聴けるライブを早くまた見たい!

おばあちゃんとはもう会えないけど、時々夢の中に出てきてくれる。大学生になれた報告もした。喜んでた。自分の主観で勝手に喜ぶもんだと決めつけていて、そう思い込んでただけかもしれないけど。それでも嬉しかった。



あの日を境に、自分の中でひとつ決めたことがある。

それは「絶対に人に向けて『死ね』と言わない」ということ。

つい、イラッとしちゃって思うことがある。クソみたいなことをする奴は世の中にいる。そんなとき、なんでこんなやつが生きてるんだろう?というふうに感じる。そしてつい口にしてしまいそうになる。

でも葬儀を経験し、自分を含めてこれだけの人達が悲しむのかということを身をもって体感した。寿命は仕方ないにしても、死んでいい人なんていないんだと改めて感じた。言葉にすると軽くなってしまうが、これは実際に体験しないと分からない感覚。自分の語彙力が足りないだけかもしれないけれど。

今このnoteを読んでくれている人に、自分の言いたいことがちゃんと伝わってるのか分からない。もう大人になるっていうのに、いまだにこんな文章しか書けない。

それでもこうやって形として残さなきゃいけないと思う。こういう素直な気持ちを忘れたくない。




「驕り高ぶらず卑下しない」

これはおばあちゃんが大切にしていた言葉。
自分も大切にしていきたい。