部下とのつながりを深める傾聴セミナー開催しました

保健師/公認心理師の畑中です。
昨日は中津市内の事業所で管理監督者研修でした。

テーマは傾聴。
管理監督者は部下からの相談があったときの対応も仕事です。
このとき傾聴ができていると上司を信頼して安心して相談できるためラインケアとして機能します。
最近よく聞く「心理的安全性」にもつながります。

もし部下の考えを頭ごなしに否定したり、アドバイスと称して自分自身の考えを押し付けるような対応をとると、部下は相談しても安心どころか不安や不満を感じます。
これだとラインケアどころかストレッサー(ストレスの元)、本末転倒です。

部下の相談を聞いていると色々とアドバイスをしたくなると思いますがぐっとこらえて我慢。
まずは考えや気持ちを受け止めることが先です。
例え自分の考えや思いが違っていてもいったんわきに置いておいて、目の前の部下はこう感じていてこう考えているのだな、と受け止めましょう。

もしアドバイスをするとしたら、十分に話を聞いた後に部下がそれを望んでいるタイミング。
情報としてアドバイスを伝え、それを聞いてどう考えるのかをさらに部下に尋ねてみるといいでしょう。

ワークを通して傾聴に必要な要素を体験していただきましたが終始和やかな雰囲気で研修は終わりました。
この事業所さんでは毎年講義形式でラインケア研修をされているとのことでしたので、ワーク主体の研修は新鮮だったかもしれません。

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