株デイトレで今日は30万円負けてみよう

すごい言葉から始まりましたが、私のトレードの根幹にあるものです。
トレードで負けたくない、今日は勝ちたい、と思えば思うほど、トレードは苦しくなります。だから、逆に「今日は30万円負けてみよう。」と覚悟してトレードを始めます。

実際に1日30万以上負けたこともあります。
トレードにはもともと心地よさや爽快さはありません。それなら、最初から「トレードとは厳しいもの。今日は30万円負ける」と覚悟する。
 
そして、ドローダウン（DD）が100万円になったらロットを落とす。それまではロット調整は絶対にしない。これも私のルールです。
 
ロット調整をするとリバウンドが取れなくなります。
萎縮してロットを落とし、安全に、安心に、無理せずに、心地よい言葉を並べていては、トレードでは勝てません。負けが続くと、このまま奈落の底に落とされるんじゃないかという恐怖感にかられます。この心理状態の時がトレードで一番危ない時です。
 
期待値のある売買ルールの場合、DD後に盛り返すことが多いです。
負けが続いているときに、ふっと考えます。そろそろ、期待値というジャイロスコープが傾きを修正しにくるころだけどなぁ、
と思っていると、やはり回復してきます。こういうことを何度も繰り返して、メンタル的にやられなくなります。

ただし、MAXDDで100万円くらいは資金を溶かしてもよいという感覚は、資金量が300万円から500万円くらいないと厳しいかもしれません。

もっとよい方法は、先に100万を稼ぐことです。自分の汗水たらして稼いだ金じゃなく、市場から稼いだ金なら、捨てることに抵抗がなくなります。

余談ですが、このくらいの資金量が株デイトレでは良いと思っています。現状でもワンショット50万、ナンピンを入れる手法の場合は100万ポジションでやっていますが、指値刺さらずなどもあり、私の手法ではやりづらくなります。
 
また、私の金銭的度量からいっても、このくらいの資金量が最適です。いつかは億トレーダーなんてことも考えていません。
 
とにかく、トレードは捨ててもいい資金でやらないと勝てません。
この「今日30万円負けてもよい」という感覚があり、期待値のある手法を持っていれば、月間利益100万のレベルになります。

期待値のない手法で「今日30万円負けてもよい」と空元気をだしてもだめですよ。前提として、

①　過去検証を徹底的に行い、自分の手法の特性と期待値、DDを把握していること。

②　資産曲線の乱高下が少ないこと。

③　その売買ルールが市場参加者の心理面からも優位性があること。

④　過去の実トレード記録からも、その売買ルールが機能していること。
これらが揃っていてのことです。

私は分足システムトレーダーなので、期待値や、DD、資産曲線の形状、勝率、など把握しています。
過去検証もしっかりやっていて、現在は
トレード勝率70％　日勝率80％　週勝率91％　月勝率100％　MAXDD55万円です。

巷では「負けないトレード法」や「勝てるトレード手法」、「億稼ぐ」といった、勝つことを前提にしたキャッチが並びますが、

私は「さあ、今日も30万円負けてみっようかな～♪」という軽いノリと、厳格な売買ルール順守でやっています。

ただし、イレギュラー相場には対処が必要です。8月の大暴落の日はトレードをやめ、しばらく続いた乱高下期間はロットを落としました。このあたりの臨機応変さは必要だと思います。検証期間にないイレギュラーな相場になったわけですから。そして、8月もプラスで終えています。

まとめ

今日の記事をまとめとしては、
期待値のある売買ルールを作って、
捨ててもいい資金で、
今日、〇〇万円負けると覚悟して、
そして自分が決めたDDまではロット調整をしない。
というお話しでした。内容は簡単ですが、実践は難しいです。

これからもいろいろと記事を書いていくので、スキやフォロー、コメントを頂けるとありがたいです。モチベが上がりますので。