【売買ルールを守る】ということの意味
売買ルールは守るためにある。破ったら売買ルールを作った意味がない。
なんてよく言われます。
そう言っている人達も本当に売買ルールを守れているのでしょうかねー?
売買ルールを守るって、そんなに簡単じゃないし、なかなかできるもんじゃないですよ!!
ルール通りにやると、何度も何度も理不尽な動きに翻弄される。含み益が含み損になる。下髭の突端で損切りにあう。
そのたびに心が動く、たしか「利食い千人力」とかいう相場格言があったよなぁー!
ルールは基本的に守るが、適度に直観を頼りに裁量も入れるほうがいいんじゃないか?
そして、もっと理想的なトレードをしたい!
そうこうしているうちに、元の本能丸出しのトレードに戻っていく。いやはやトレードって本当に難しいですよね。
とうことで今回は売買ルールを守ることについて書いてみます。
売買ルールには
数値的売買ルール と 裁量的売買ルールがあると思います。
数値的売買ルールは、具体的に〇〇円で入る。〇〇円で利確、〇〇円で損切り、仕掛け金額は〇〇万円の最適値など。
また、9時30分までの高値を超えたら、とか、移動平均線にタッチしたら、とか、VWAPを抜けたらとか、エントリーして30分で含み損なら損切り、とかも数値的になります。
若干の誤差はあれど、だれがやってもほぼ同じ結果になるからです。
一方裁量的売買ルールでは、分足が2本連続で長陰線になったら、とか、
急騰陽線に過熱感があったら利確とか、セリクラでエントリーとか、厚い板に支えられていたら、とかは裁量的になります。
私は、完全数値的売買ルールを採用しています。それを厳格に守っています。
昨日久しぶり4日連続負けをしましたが、それでも許容ドローダウンになるまでは売買ルールを守ります。
私がなぜ数値的売買ルールを採用しているかということですが、理由は二つです。
① 検証結果と実トレードが一致する。
② メンタルでのブレがなくなる。
【検証結果と実トレードが一致する。】
私は1分足による過去バックテストから手法を作っています。ただ単に、期待値が高いからその手法を使っているということではだめです。カーブフィッティングになります。
なぜ、その手法に期待値があるのか?需給に対するトレーダーの心理を考えないといけません。そして、実トレードの結果と合わせてブラッシュアップしながら手法を固めていきます。
こうしてできた売買ルールは信頼性があります。天才肌のトレーダーがいろいろな状況判断をして裁量で利益をあげ続けるほどのパワーはありませんが、着実に利益を積み重ねていけます。
そして、毎日の反省が簡単です。反省は売買ルール通りにトレードできたか、否か!だけです。
あそこで我慢すれば、もう少し利益を伸ばせたはずだった!
なぜチキンした(´・ω・`)、とか、損切りができず、ずるずると含み損を拡大してしまった(チッキショー)などの反省はありません。
この方式を採用したことで、トレードが非常に楽になりました。
【メンタルでのブレがなくなる。】
以前の記事で
ホラー映画を見れない人はトレードで勝てない
という記事を書きましたが、私はトレードに感情を移入するタイプです。ザラバを見ていたら、居ても立ってもいられず、すぐにチキンしてしまいます。
また、損切りできずに、逆指値を動かしたり、生体反応ポチをしてしまいます。
この性格はどうしても直りません。なので、考えたのが、エントリーごは場を見ないこと。場を見なくても、期待値が稼いでくれる売買ルールを作ることでした。
ここで、売買ルールを裁量的売買ルールにすると、場を見ないといけないので、必ずどこかで狂ってしまいます。
今日明日、出来ても、いずれ元の本能まみれの自分に戻ってしまう。そしていつも、勝ったー、負けたー、含み益でドキドキ、含み損でもやもや、と相場酔いをしてしまう。
間違いない!!
ということで、若干収益は落ちても、だれがやっても疑いの余地のない、同じ結果になるトレードをしているわけです。
そして厳格に売買ルールを守っています。
ということで、今日はこの辺で。
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