けいおん!
深夜アニメ=オタク=まずい
を
深夜アニメ=天才=オタク
に変えたアニメ。
当時自分は中学生。友達がPSPのゲームやっているところを見たのがきっかけ。
あまり深夜アニメを観ていることを知られたくない当時の自分はこっそりと見ていた。
リビングにある一家に一台しかないパソコンで。
親にもバレたくなかったから、暖房も何もつけずに画面に齧り付いたあの冬。
そこにはトラブルとは無縁な女子高生の日常。でも最高に楽しそうで、どうしても手の届かない日常があった。
世の中はけいおん!に影響された。そこでギターやバンドも始めた人を何人も知っている。
かくいう私もその一人…
ではなく、ただけいおん!で得たギターの名前を口から滑らすだけの木偶の坊。
高校生の文化祭で盛り上がるバンドを見て、あれは何々っていうギターだね、なんて隣の挨拶する程度の人に言ってみる。
よく見たらさっき、バンドで出演していた子だった。
「あれはベースだね」
二度と挨拶しないと誓った午後二時。
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