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株式会社を説明できるか(前編)

株式会社の歴史と中身についてどこまで深く言語化できますか。

株式会社の歴史は、黒胡椒から始まったと言われています。
その発端になったのは、オランダの東インド会社という貿易会社。
当時は、大航海時代と呼ばれヨーロッパの強国達が航海を経て植民地を手に入れていった時代であり、アジアの香辛料を母国に持ち帰れば莫大な利益が得られたのです。

しかし、長い船旅は船乗りにとっては大きなリスクです。
途中で難破したり、海賊に襲われたりと危険が常に付き纏うため、せっかく大金を注ぎ込んで香辛料を届けるというビジネスに取り掛かっても利益もなく、最悪の場合死に至る危険性も秘めていたのです。

商売のリスクが大きいと判断した東インド会社と、香辛料を受け取る商売人達は、お互いの儲けを分け合うがリスクも分かち合うように仕組みを作ろうと考えました。

株券(利益券)を発行して先に支払う。
無事に辿り着けば、胡椒がもらえる。
辿り着かなければ、胡椒はもらえない。

それが、株式会社の始まりです。

では、そうしてできた現代の株式会社の中身について、次回以降お話ししていこうと思います。



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