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「#家事分担の気づき」       見返りを要求しないことの難しさ

私「お風呂掃除やっといたから」
妻「恩着せがましく、言わないでくれる?」
この言葉に怒りを覚えた10年前。
他にも数々の言葉を言われ、それをなんとなく「はいはい」と空返事していた。

「洗面台の水を拭いといて。誰が掃除すると思っとるん?」
「トイレ使ったら、便座を下げといて」
「要らない雑誌は捨てといて」

こういった妻の言葉を「はいはい」と言って、適当に捌いていた日々。
妻は、とても綺麗好きなため、毎日台所のキッチンには油残り一つない。
あるとき、深夜にお腹が減って、ソーセージを焼いていたとき、2階の寝室から、ドカドカと下りてきて「せっかく台所掃除したのに!」と怒られた。
「ソーセージ焼くぐらいでなんでこんなことを言われるのか?」腹が立ったが、この妻のお陰で、家は築13年が経過するが、新築と変わらない綺麗さである。

10年点検で住宅メーカーの人が来た時も「明け渡しの頃と何も変わっていないですね」と言われたぐらいである。

最初は妻の考えた家にいることがストレスで、家を建てたことで、かえって、窮屈になったと感じたこの頃。妻とは喧嘩が絶えなかったのだが、今は、妻のおかげだと感じている。家事は分担したというより、妻がほぼ全てやってくれた。時に私が、風呂掃除をやるぐらいである。
風呂掃除したときは、妻の「ありがとう」を期待して、「風呂掃除やっといたから」と言うものの返ってくる言葉は「恩着せがましく言わないで」
である。これは、”私はその倍以上毎日やってますけど、何か”という心理が隠されており、そこを汲み取るには、まだ若かった。

私の家は、妻が専業主婦だったから、「家のことはお願い」と思って結婚したし、当初の約束が「仕事は男。家事は女」と昭和ドラマを地で行く家族だった。しかし、子供の教育費が嵩むにつれ、妻もパートに出るようになると
考え方を変えるべきだった。
そういったときこそ、私がもっと前面に立って、家事をすればよかったと感じている。

#家事分担の気づき


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