〝夕星やな〟
汝、星のごとく 凪良 ゆう
〝幸も不幸もこの人と一緒に背負うという覚悟〟
〝あんたの中心はあんたやで。どんだけ惚れても自分の城は明け渡したらあかん。〟
愛と呪いと祈りは似ている。
【2023年 本屋大賞受賞作品】〝夕星やな〟瀬戸内の島を舞台に、親に振り回される男女の高校生の物語。きっと、2人にとって、人生で一番苦労した融通の効かない時期であるかもしれないけど、輝いていたのはこの頃だと思う。すれ違って離れていく2人を観ているのは、もどかしくて焦ったくてやきもきした。彼のあの状況で思い切るなら、もっと早く意地をすててもう一度話し合って欲しかった。そしたら、彼も自分をもっと大事にしたんじゃないだろうか、と考えてしまう。ゴメンナサイ、彼女に全然共感できなかった残念な一冊。
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