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流されやすい

こんばんは。宵待と申します。妖怪です。昼間は人間のふりをしています。


流されやすい。そりゃもう、笹舟ぐらい。
今日は、そんな私のお話。


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中学生の時、とても尊敬する先生がおりました。

そんなある日、皆の前で発言をする機会があったのです。
それを見ていた当時の同級生に、こんなことを言われます。

「宵待、〇〇先生みたいだったね。」


「え?そうかな??」


自分では全く意識していなかったので、驚きました。

でも確かに、「今のは、自分ではないな。」と思うことが増えていたよな気がします。

ある時は、、、

「あの子、〜らしいよ。」

という噂話に流され、その子のことを警戒していました。
(ま、実際話してみたら、いい子でしたけどね。その後も、仲良くさせていただいていました。)

あと、好きな物もコロコロ変わる。
こっちが好きだと思ったら、すぐにこっちが好きになったり、嫌いになったり。エトセトラ。

また、演劇をやっていた時なんか、流されっぱなしです。

先輩の台本を読んだら、それに流され。
気に入った作品があれば、それになってしまう。

だから、当時「作品を、3つ観なさい。」と言われていたのですが、嫌でしたね……。
観てしまうと、自分の作品もその作品になってしまうような気がして。(まぁ、7割ぐらいは観るのが面倒くさいだけだったんですけど(笑))


最近も、よく流されています。
人の意見に、共感してしまいがち。
時には、意見をひっくり返すこともあります。

けど、それでいいんです。流されてもいい。流される数だけ人がいて、考え方があって、見方があるということですから。

ただその中で、揺るぎないものが見えた時。
それが、世に言う「大人」というものなのでしょうか。

だとしたら、私にはまだよく分かりません。
いつまで経っても、大きい「子ども」です。

しかしいつかは、笹舟ではなくお椀に乗れるぐらいにはなりたいと思っていますね(笑)

では、今日はこの辺で。
皆さん、よい宵をお過ごしください。