見出し画像

気持ちが、つり橋の時

こんばんは。宵待と申します。妖怪です。

今日も、すてきな宵をお過ごしでしょうか?
”もちろん私も″と言いたいところですが……
――今宵は、気持ちがつり橋です。

ええ。そりゃもう、かなりね。グラグラしてます。
グラグラしすぎて、”なぜ気持ちがつり橋なのか?”という記事を書いてしまおうとも思いました。でも、それはやめておきます。
それよりも、”つり橋の時どうしよう?”と考えた方がおもしろいなぁと思ったので。今回は、これをテーマに書いていきたいと思います。

でも皆さん、まずこう思ったんじゃないですか?
「何?『気持ちがつり橋』って?」
そうですよね。なんだよ、つり橋って。私もそう思います。(さっき思いついたし)
まぁ、簡単に言ってしまえば、”情緒不安定”ってことになるんですかね。
怒ったり、悲しくなったり。今の私はそんな感じ。

でも、私思うんです。
「”情緒不安定”って言うの……ちょっとなぁ……。」って。
だから、勝手に名前考えちゃいました。『つり橋』って。
なんかいいですよね。『つり橋』って。恋とか始まりそう。

さて、では本題に。
皆さんは気持ちがつり橋の時、どうしていますか?
思いっきり泣いたり、食べたり、叫んだり。あるいは、お酒の力をかりる方もいらっしゃるでしょうか。

じゃあ宵待、お前はどうなんだといいますとね……
今回のことをプラスに考えるようにしてました。
というのも私、今回が久しぶりのつり橋だったんです。決してそれは、“つり橋になることなんてないタフな奴”って意味ではありません。
むしろその逆。つり橋になりやすい。ベットの中でいつも、一人反省会が開かれるぐらい。
そして、そのきっかけになるのは、いつも自分でした。
「ああ…なんであんなこと言っちゃったんだろう……。」とか「なぜこれができない……。」とかね。でも、きっかけが自分の方がちょっと楽だったりします。だって、「自分がいけなかった」と納得できますから。
けど今回の件に関しては、そのきっかけが相手だったんです。

そうなると、ちょっと厄介。
「なんでそんなことを言うんだろう?」って思っても、相手に聞けるわけじゃないですから。納得できない。すると、この『納得できない』は、やがて『怒りや悲しみ』になってしまう。こうなると、行き場を失った『怒りや悲しみたち』が、つり橋をグラグラさせちゃうんです。

こうして私は、そんな久方ぶりのつり橋になってしまいました。

さて、どうしよう……。そう思っても、しばらく何もできませんでした。スマホを片手にポチポチしてるだけで。でも、何をしても今回のことがチラついて、つり橋がグラグラ揺れてました。
やっぱりこういうことがあると、悪いことばっかりかんがえちゃうんですよね。あと、なんでも相手のせいにしちゃう。

でもそんな時、気がついたんです。
「そういや私、妖怪だったわ」って。
そうです。私、もう一つ目線を持っているんでした。まぁつまり、離れたい位置から今回のことを見てみたんですよ。
そしたら、結構いい面も見えるようになりました。
私にとってこんなことがプラスだとか、大切なタイミングに起こらなくてよかったとか。あと相手に対しては、嫌な奴を描写するときに使えるな〜ぐらいまで考えてました(笑)
で、こんなことばっか考えてたら、いつの間にか笑ってたんですよ、私。ニヤニヤって。

でも、つり橋じゃなくなったわけじゃありません。まだ、グラグラしてます。
けど、自分の中である程度整理はできました。
この状態になれば、あとは時間がなんとかしてくれます。つらいけどね。

あとは愚痴として、笑い話として人に話してました。ありがとう。話を聞いてくれた方々。

そんなこんなで、なんとか記事にできるぐらいまでには回復しました。やっぱり大事ですね、より所って。ここも私のより所です。ありがとう。

さてさて、長々と綴ってきましたが……
最後に、私が回復するのを早めてくれた言葉でしめたいと思います。
「あなただけじゃない。」
これだけ。でも、私はこの言葉に救われました。
言うなれば……つり橋を一緒に渡ってくれる人的な?ヒュー。かっこいい。

でも、残念。今、あなたの目の前にいるのは、そんな頼もしい人ではなく、妖怪です。なので、かっこよくつり橋を先導していくことはできません。
けどそんな妖怪も、一緒に怖がりながら進むことはできます。大丈夫。絶叫マシーンには乗れないけれど、高所は得意なので。
だから今、気持ちがつり橋の方。大丈夫。宵待もですから。

宵待は、いつでもあなたをお待ちしておりますよ。

それではあなたも、よい宵をお過ごしください。