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なぜ統失 第8部「寛解後&非言語 催眠編」(41)故・南裕先生「振り子を利用した自己催眠」。

前回のお話🔽

次は、糸を通したメダルをシートの上で軽く指で摘み、

心の中で念じた方向へメダルを動かすという、

振り子を利用した「観念運動による自己催眠」を教わる事になりました。

自己催眠シート

上下、左右で同じ言葉になるように、

自己暗示文(目標)を書き込みます。

そして、シートの上で、上下、左右、右回り、左回り、

と、心の中でコインが揺れたり回ったりするイメージをします。

コインは、観念運動で念じた通りに動き、

潜在意識に「暗示文」が刷り込まれるという仕組みになっているそうです。


「目標…う〜ん、にゃぶりえるさんは催眠にかかりたいんだよね?」

「はい」

「じゃあ、とりあえず今回は私が書くね」

奥様はマジックを取り出し、

上下に「催眠にかかる」、

左右に「催眠にかかっている」と書き込みました。


「では、やってみましょう」

⤴︎南先生。

”これくらい出来る”

⤴︎この時に出た心の声なんですけど、

後でちょっとおかしいと思いました。

だって「振り子運動の自己催眠」は色々な書籍で紹介されているので、

過去に何度も家で試していました。

しかし、一度も上手く出来た試しが無いんです。

「心の中で動く様に唱えるんですか?」

「イメージして念で動かすんです」

「はぁ」

心の中で、上下、左右にメダルが揺れ動くイメージをすると、

その通りにメダルが動き出しました。

”こんなの出来るに決まってるじゃん”

⤴︎心の声

やっぱりおかしい…

今まで出来なかったのに…


次は、右回りと左回りです。

メダルがぐるぐると回り出すと、

急に奥様が、別人の様な声で、

「催眠にかかる、催眠にかかっている」

と、唱え始めました。

”んっ!?”

一瞬、頭の中が混乱してしまいました。

だって、さっきまで、

天使の様な「透き通った綺麗な声」話していたのに、

これはまるで、

はるか昔、体験した、

女性バージョンの「悪魔の声」です。

この声で囁かれると、

「反対の暗示」が入ってしまう様な感じがします。

※奥様は昔「ヒーリングボイス」習っていたそうで、

様々な「声色」を使い分けています。


「振り子の自己催眠」の説明と練習が終わり、

”なんかこれやるのめんどくさいなぁ”

などと考えていると、

「毎日20分やってっ!、3ヶ月っ!!」

”えぇ〜!? そんなにやるの!?…”

⤴︎心の声

(附属の紙には毎日10分やると書かれています)

「はい…」

元の綺麗な声の奥様に、

強めに指示されてしまいました(´・ω・`)

これは、オーバーな指示をしとけば、

ちょっとはやってくれるだろうっていう、

心理学的なアプローチでしょう。

※帰宅してからの後日談があります。


次回へ続く⬇️


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