なぜ統失 第6部 「長期入院編@3回目」⑫開放病棟の給食。
前回の続き。
開放病棟の大広間には、
閉鎖病棟に置かれていた長机と椅子はありません。
代わりにテレビを見る時に座るソファーが置かれています。
食事の時間には、
看護師さんに連れられて2階にある食堂に移動します。
開放病棟に移動してから初めの一週間は、
看護師さんが僕の顔を覚えないといけないという理由で、
病棟のソファーで給食を食べさせられました。
正直一人の食事は超快適でした!
その後は他の患者さんと同じ様に、
食堂で食事を取ることになりました。
車椅子や乳母車の患者さんが多いので、
エレベーターが何往復もする事になります。
エレベーターの前で何分間も待つ事に苦痛を感じていました。
階段を登れる患者さんは、
非常階段で行ってもいいと言う事になっていたので、
僕は階段で移動する事にしました。
食堂はセルフサービス方式になっており、
自分でお盆とおかずが注がれた皿を取って席に付きます。
ここの看護師さんは、
患者さんが食べた量をチェックしていない様でした。
閉鎖病棟では沢山残してしまうとお仕置きがあります。
(なぜ統失 第2部 ②入院初日 参照)
僕は薬で太ってしまった身体をなんとか元に戻したかったので、
こっそりご飯を半分残す事にしました。
僕は生まれながらの異常な早食い人間なので、
いつも一番に食事を食べ終わってしまいます。
自分としてはゆっくり食べているつもりなんですが、
周りからすると異常な速さらしいです。
一番に食事を食べ終わると、
さっさと階段を登って自分のベッドで休んでいました。
続く。
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