梵助と家族になったときのこと
2024年の3月、羽衣セキセイインコの梵助が私のもとにやってきました。
お茶目で愛嬌のある男の子です。
梵助は私が飼う初めての鳥で、かつ、PBFDというインコにとって、とても重たい病気をもっています。
このnoteでは、梵助との日々のことを書けたらと思っています。
同じ病気を抱える方のなにかの力だったり、これからセキセイインコをお迎えする方の参考になればと思います。
初めの記事は、梵助との馴れ初めを少し書きます。
私はその前の年に、約8年連れ添った夫との離婚を選択し、別居。
その日は、1年近く続いた離婚協議の最後の日でした。
結局、元夫本人は現れず、代わりに現れた姑に手渡された慰謝料なのか、手切金なのか、よく分からない10万円を握りしめた私は、自宅の近所のホームセンターで、ぼんやりとしていました。
その10万円がひどく穢らわしいものに思えて、でも、私にはそれを簡単に手放せるような金銭的余裕もありませんでした。
だから、これからの新しい生活に必要な、なにかを揃えようとしていたんだと思います。
それでも、もう別居してからしばらく経っていたこともあり、いまさら何が必要なのか分からず、最後にペットコーナーに寄りました。
せめて、小さい生き物をみて癒されたい気持ちでした。
保温された水槽の中に、背中の羽がクリクリした、羽衣セキセイインコの梵助がいました。ほかのセキセイインコたちに、ツンツンと嘴でちょっかいを出しては怒られているお茶目な子です。
子どもの頃から鳥は好きで、羽衣セキセイインコには憧れていました。頭のモサモサ、背中の花のような美しさ。
水槽の梵助をみた瞬間に、この子と一緒に暮らしたいと思いました。元夫とのイザコザも、全て、この子と暮らすためだったのだと、そんな気がしてきました。
ただ、猫であれば、元夫と暮らした間に世話をしていましたが、小鳥をきちんと世話した経験はなく、相当悩みました。
先ずは信頼できる本などで勉強すべきだったと、今となっては思います。でも、私はペットショップの店員さんに話をきいて、情報を得ようとしました。
店員さんは、必要なものとして
①ケージ
②カラ付きのシード
③齧ることができるオモチャ
を教えてくれました。
この3つさえ揃えれば、セキセイインコをお迎えすることができると言われました。
梵助の体調についてもみてくださりました。
①クリッピングをしているが、あと1ヶ月もすれば羽は生え変わる
②尾羽が抜けているが、仲間に踏まれて抜けたように見える
③羽や嘴に異常がある場合は病気の可能性もあるが、その場合は同じ水槽の子たちにも同じ症状がでるはず。それが見られないので、病気ではないと思われる
④お尻も汚れていない
結果としては、問題ないという説明に、私は納得しました。
他にも細々と質問をさせていただきましたが、店員さんは、明るく答えてくださり、とても親切だという印象を受けました。
それは少し違ったというのが、今は分かります。今の知識があれば、梵助がこのとき既にPBFDという重たい病気を抱えていたことが分かります(少なくともその可能性が非常に高かった)。
でも、私は、そのとき、そのことに気がついたとしても、梵助を家に迎えることに決めたような気もしています。
梵助は、この日のうちに、私の新しい家族になりました。
ズボラなので、毎日の更新はできませんが、梵助との日々を大切にするために、これから投稿をしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
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