妄想2・キンマサタカと全日本痛風連盟編『痛風の朝』(本の雑誌社、2021年)
「時間のかかる終活」をしていて、標記の本もダンボール箱から出てきた。発売されて間もない頃に独立系書店で見つけて買ったものである。
ようやく痛風をテーマにしたエッセイ集が出たか、と待ちに待った本だった。なんだったら、自分もこの本に参加したいと思ったほどである。
私が痛風の発作を初めて体験したのは諸説あるが、30歳としておこう(20代にも似たような痛みを体験したことが一度だけある)。そこから痛風とつきあうようになった。
痛風の発作が起きると、マジで痛い。外傷はないのに、足が猛烈に