ロックンロールフジ

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誰かわたしを見つけてくれ

誰にも見つからないで、 誰にも見えないところで生きて、 誰もわたしを知らないで、 じゃあこの家から一歩も出ないで、一日部屋の中で過ごすなら、わたしはその一日、誰の目にもうつらなくて、それで、生きているって言えるのか 私の住んでるところは、わたしの部屋みたいな場所。 どこにも行けない。誰も見てない。 カーテンをあけても、誰も見てない。 どこを見ても山に囲まれて、自転車を20分こがないと、コンビニだって行けない。最寄りの駅だって信じられないくらい遠い。 そんなところでわたしは

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    • これ最悪の誕生日かも

      今日誕生日です。 家族みんなから無視されてんのは何？ マジでみんなから。 父さん母さんお姉ちゃん妹、全員からガン無視なんだけど なんかした？ マジで。 いや、お母さんは毒親なので別にいいよもう。 昨日だって最悪なことされたから、もう二度と口聞かなくて良いぐらいある。 でも姉妹と父親はなんなの？ え？ てかさ、ここからは主観だけど、普通さ、家族の誰かが誕生日のときって、直接言うくない？おめでとうって。一緒に住んでたらなおさらさ。 誰からも言われないんだけど。なにこれ。

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      • 卒業

        卒業式。 みんな泣いてた。 「このクラスで最高でした。」 「まだ卒業したくないな」 みんな、泣いてた。 私はなんにも泣けなかったよ。 なんにも良い思い出じゃなかったよ。 朝の電車の中も。 ざわめく教室の中も。 陽の落ちようとしている帰り道も。 ずっと、ずっと、 「ここにいたくない」 って気持ちだった。

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        • 私をいじめた女の評定が4.8

          おーい！聞いてるか！私をいじめた、Dさん！ わたしをいじめた女！聞いてんのか！おーい！ おーい！聞こえてんならデケェ声で返事しろや‼️😁 今日、進路指導室で進路の話があった。 一般入試を勧めてくる昭和マインドの初老が、嗄れた声で私たちにアドバイスをしてくる。 私をいじめた女は、県外の大学を目指しているらしい。 私と同じ大学じゃないだけ安心だ。 そう思ったのも一瞬、女は初老から評定を聞かれた時に、ニキビ面の真っ赤な頬を上げてこう答えやがった。 「前、調べたら４．８でした〜

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        誰かわたしを見つけてくれ

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          お母さんへ

          いつもありがとう。 お母さんがいつも作るお弁当が大好きです。 大きな卵焼き、茹でたブロッコリー、ソーセージと揚げ物が入ってる。たまに大学芋も入ってて嬉しいです。 お母さんの娘でとっても幸せです。 小学三年生の誕生日に、劇団四季の「美女と野獣」を観せてくれてありがとう。 とっても綺麗だったな。 お母さんはずっと隣の座席に座っていた人たちの文句を言ってたね。 運動会には毎回お重のお弁当とテントを用意して応援してくれてありがとう。 前日にはずっとお父さんと喧嘩してたね。それ

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          もう誰にも言わないから、言わせてね。

          明日になっちゃった。 小学生の頃は19時にはもう眠くて、21時には寝てたのに、もうこんな時間まで起きれてしまうようになっちゃった。 3DSは21時には固定電話の横に片付けなきゃいけなくて、ランドセルに明日の荷物を入れとかないと怒られてたのに、今はいつまでだって使っていいし、いつまでだって好きな音楽を聞いていい。 我が家は自分で携帯代を払うようになったら好きな時間まで使っていいってなってる。 私は今自分で携帯代を払っている。 バイトをしてるから、お金が入ってきた。 あ

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          もう誰にも言わないから、言わせてね。

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