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止めて、染め手

原動力は「無茶苦茶」染色主義
親父の麻雀は足腰が強い。
かつて麻雀の殿堂小島武夫先生が
「国士無双は7枚から行け!」と指南されたように、
親父は7枚から混一色を始めようとする。
界隈で言うところの、無茶染めと言うやつだ。普通はしない。

只、ハマれば破壊力はピカイチ!
混一色,三元牌、ドラ1で満貫 8,000点(12,000点)
清一色、ドラ1    で跳満12,000点(18,000点)
平均獲得点数が3,900点とざっくり割り出したとしたら
上記の2和了の破壊力の凄さを痛感して貰えると思う。

混一色(ホンイツ)は数牌一種類+字牌で構成 難易度「中」
清一色(チンイツ)は数牌一種類のみでの構成 難易度「高」
親父は字牌を巧みに使い混一色に寄せて(染めて)いくが
臨機応変に清一色の完成を目指すこともある。
「岩永誠の麻雀、座右の銘は?」と、訊かれたら
「無茶染めです!」息子の僕が応えておこう。
麻雀だってギャンブルだ、ちょっとくらい乱暴でいいと思う。
「岩永桂の麻雀、座右の銘は?」と、訊かれたら
「剪定の極みです!」と、応えたい。
大したテクニックでは無いが
「6789」と持っていたら「9」を切り
「2345」と持っていたら「2」を切る。
断公九(タンヤオ)対策も大きいが、捨て牌の印象操作をしている。
「6789」の中から「6」を切り
「2345」の中から「5」を切り出すことは
多くの情報を漏洩することに繋がる。

詳しくは書かないが「筋」と言う概念から言及すれば
「369」「258」は言わば一心同体だ。
「9」だけでは「36」の安全度は確定されず
「2」だけでは「58」の安全度は確定しない。
無茶染め話から脱線したが、語り出したら止まらないのが麻雀論。

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