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子供たちの防具選び

正しくは「剣道具」なんだよ、と教えられたこともありますが、一般的には「防具」で通ってますよね。なので「防具」で書いていこうと思います。

剣道を始めたばかりの子供たちが、まずは初めに手にするのが竹刀ですよね。こちらは、それぞれ身長に合ったものを購入されているかと思います。で、それを持って構え・足さばき・素振り・打ち込みを繰り返し、やがて袴姿になり防具の着装、となっていくのが一般的かと。

私的には、この「初めての防具選び」って、すごく大事だと思ってます。
以前に比べれば安価になってきたとはいえ、初期費用としてはそれなりのお値段になるのかと。
なので「すぐ大きくなるし、ちょっと大きめでいいか。」と、なりがちかと思います。

でもこれ、間違いです。

初めて着ける防具だからこそ、ジャストフィットにするべきです。
なんなら新品ではなく、使い込まれたお下がりがベストかと。
理由は簡単で『教わった通りの動きができないから』です。

竹刀を上から握って大きく振りかぶって打ち込む。
身体に合わない防具を着けた場合、それまでは当たり前にできていた動きが、一気にぎごちないものになります。
少しの辛抱、と思いがちですが、ぎこちないだけならまだしも『合わない防具で動かせる動き』をしてしまいますと、基本の動きを体に憶えこませるのが重要な初心者の時期に、おかしな癖を付けてしまいかねません。

春に入会した子供さんは、そろそろ防具の購入を始めるころでしょうか。
新しくてかっこいい防具を着けさせたい、という親御さんの気持ちはわかりますが、まず2年間使用するつもりで、中古防具を探してみてください。

ちなみにうちの場合は、4年生からという、中途半端に大きくなり始める時期に入会しましたが、ちょうどいいサイズの防具を知り合いから譲り受けることができたので、それを約2年間使い続けました。

6年生になるころには170㎝を超えてましたので、そのタイミングで新しい防具を購入しましたね。
結構使い込んでますが、今でも稽古用として現役です。

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