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【スプラ心理学】あなたの実力、合ってます?

 どうも、ワイコラカウンセラーのライノです。

 懲罰編にて、自分の実力がもっと上だと勘違いすることにより、懲罰マッチを作り上げてしまうとお伝えしました。

 今回は「なぜ実力を勘違いしてしまうのか」にスポットを当ててお話していきます。心理学の話がメインになり、少々堅苦しい話になってしまいますが、興味のある方はぜひご覧ください。

はじめに

 まずはお話を始めるにあたり、今回のモデルに登場してもらいます!
イカ太郎くんです!!
※イカ太郎くんは今回のモデルなだけで、今後も登場し続けるするような主要キャラではありません。(モデルとしての登場はあるかも…)

イカ太郎「はじめまして」

「早速ですが、イカ太郎くんの実力はどのくらいですか?」

イカ太郎「そうですね。ヤグラで最高XPは3000行ったことあるので、そのくらいだと思ってもらえれば。」

「…で、実力は?」

イカ太郎「えっ?だから、3000に行けるくらいの実力はあると…」

 はい、寸劇にお付き合いいただきましたが、こちらが今回の話のモデルケースとなります。
 最高XP3000とかなりのウデマエですが、あくまで最高パワー。
 懲罰マッチ編でお伝えした通り、レートは実力の周りを上下動します。
上振れ、下振れのポイントを200ポイントだと仮定すると、このイカ太郎君の本当の実力は2800くらいとなります。しかもそれはヤグラに限って。

 しかしながら、イカ太郎くんは最高XPを実力だと思ってしまうのです。いや、思いたいのです。前回3000まで到達したから、また3000までは行けるはず。ヤグラで3000行けたから、他のルールでもいけるはずと。

 少し脱線しますが、私は趣味でゴルフもやります。ドライバー(一番飛ばすクラブ)の飛距離は?と聞かれると、アマチュアの大抵の方は自分のベストの飛距離を言うそうです。
 実際はミスショットをしたり、いい当たりだったとしても100%のナイスショットは出来ませんので、飛距離は落ちるのですが。
 スプラと同じようなことがゴルフ界でも起こっています。おもしろいですね。

 話を本題に戻しましょう。なぜイカ太郎くんはこのような考えを持つのでしょうか。 

 今回は「錯覚資産」と「ギャンブラーの錯誤(誤謬)」の2つを取り上げて説明していきます!できる限り噛み砕いてお伝えできるよう、頑張ります!


1.錯覚資産

 まずは「錯覚資産」についてです。簡単に言ってしまうと「はったり」や「思い込み」のことですね。

 例えば、「本の帯に著名人のコメントが載っているから、この本はおもしろい気がする」とか、「SNSのフォロワーが多いから、この方の言っていることは正しそうだ」と考えてしまうことですね。
 その感覚が実際に合っていることも多いですが、必ずしも合っているとは限りません。詳細をよく知らない場合、少ない情報を基に判断してしまうのです。
 受験、就活時に「資格」を持つ理由もこれに近いですね。もちろん資格を持っていない方に比べれば知識はあるのは当然ですが、どの程度の実力があるかは詳しく分からないですよね。
 このように錯覚資産は私たちの生活の中にしれっと溶け込んでいるのです。

・ハロー効果

 急に出てきましたが、このハロー効果は錯覚資産を語る上で切っても切れない存在です。

 一部の印象が強いと、それが全体の印象に影響するという効果です。
これにより、錯覚資産が発生していきます。

 これが自分の中で起きるわけですね。
先にも述べましたが、「最高XPが3000に到達した」から、自分の実力はそのくらいあるはず。「ヤグラで3000達成した」から、エリアでもいけるはずだと。「3000を達成した」という特徴的な事例が、自分の実力全てだと思ってしまうのです。

 本来、XPが3000に到達したことと自分の実力が3000あるのは関係がありません。もちろん本当に実力がそのくらいある可能性もあります。しかし、たまたま到達できた可能性もあるのです。
(誤差のレベルでの話です。2000の方が運のみで3000到達ができるとは思っていませんので、全く関係が無いかと言われればそうではありませんが。)
 また、ヤグラで3000達成したことと、エリアで3000達成できることは関係がないのです。別のルールなのですから、ヤグラが得意なだけの可能性もあります。

 このように、自分の実力を正確に判断するのはとても難しいんですね。もっと自分の実力が上だと思ってしまっても仕方ないんです。


2.ギャンブラーの錯誤(誤謬)

 実力とはちょっと違う話になりますが、関係性があるのでギャンブラーの錯誤(誤謬)ご紹介いたします。です。
 「誤謬」は「ごびゅう」と読みます。難しい漢字。

 …今回の記事を書くにあたり、この法則のお話もしようと思いました。自分の認識のズレが無いか確認していたところ、この「誤謬」を知りました。
 はい、今回初めて知った言葉を、あたかも知っているように書いただけです。すみません。そもそも「ギャンブラーの法則」だと間違って覚えてたくらいです。

 この「ギャンブラーの錯誤」はこんな話です。

 コインを投げて表裏を当てるゲームをしました。表と裏の出る確率は同じです。すると、5連続で表が出ました。次は表と裏のどちらに賭けますか?

「6連続で表が出る可能性はかなり低いので、裏が出そうな気がする。」

 この考え方がギャンブラーの錯誤となります。
今までの結果がどうだったかと、次にどのような結果になるかは関係ありません。次の表裏が出る確率は1/2で変わらないのです。

 じゃあ、これをスプラに当てはめてみましょう!

 連敗が続きました。そうすると、これだけ連敗したのだから、次こそは勝てるはずだと思ってしまうんです。根拠はありませんが、なぜか勝てる気がしてしまうんです。これは私もそう思ってしまいます。
 実際には次の試合の相手や味方の強さ、自分の活躍だけが勝敗を分けるのです。しかし、勝てると思い込んでいる試合で負けてしまうと、「懲罰マッチだ!介護マッチだ!嫌だーーーっ!」となってしまうんですね。


まとめ

 いかがだったでしょうか。
スプラというより、心理学のお勉強みたいになってしまいました。

 以前にお伝えしましたが、私は心理学の専門家ではないのですが心理学を学ぶ機会がありました。「感情」や「行動」という曖昧なものを「論理的に」説明してくれる心理学を学んだ際に、「なるほど!面白い!」と感じました。
 本格的な勉強まではいかなくとも、心理学に触れることで身近な発見があるかもしれません。ライトな本や記事もあるのでおススメです!

今回の記事は以上となります。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

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