自動制御 部分分数分解について

説明

伝達関数を逆ラプラス変換して過渡応答を求める際に使えます。
特性方程式の解が伝達関数の極となることから、その判別式により
分母に2次式($${as^2+bs+c}$$)が含まれる場合にどのように分解できるか分かります。

$${D≧0}$$のとき
特に迷う要素ないので省略。

$${D<0}$$のとき
$${as^2+bs+c}$$を分解するときに、部分分数として$${(As+B)/(as^2+bs+c)}$$)と置くことができます。

「完全攻略」のあれとかに使えます。

計算

部分分数分解したあとは、平方完成してsin,cosの逆ラプラス変換の形に持っていくことで過渡応答を求めます。
前述の問題を計算してみます。

1. 完全攻略 p.492


平成14年④より


※「これだけ」では、平方完成してから部分分数分解をしています。(p.64)

H14 ④ (4)のみ

2. 完全攻略 p.473


平成18年④

(1)のみ

H18 ④ (1)

3. これだけ機械・制御 p.54

応用問題にチャレンジより

年度不明
応用問題(p.54)

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