見出し画像

大丈夫です、全部見えてますよ☺️

 先日、会社の健康診断で健診センターに行きました。視力検査で、一番小さい⭕️の開いていると思う方向を指差しながら「ちょっと分かりません...」と伝えたとき、看護師さんが笑顔で伝えてくれた言葉、それがタイトルです。それも2回も。自信はなかったのですが、両目ともすべて正解できたようです。

 その言葉を聞いたときにパッと思い浮かんだのが、そう、あれです。「とにかく明るい安村」さんの「安心してください、はいてますよ」です。
 日本でこれが流行っているときは、あまりテレビを見なかったので、何となくしか知らなかったのですが、ちょっと前にイギリスの「Britain's Got Talent」(BGT)に出演された動画を見て、ゲラゲラ笑いました。

 彼のBGTでの名前は'Tonikaku'(兎に角)で、審査員からは'Tony'と呼ばれていました。決めぜりふの後の 'Don't worry...I'm wearing' の後に、明るくてノリがいい審査員のアマンダ・ホールデンとアリーシャ・ディクソンが大声で 'PANTS!' と叫ぶのが、視聴者(と審査員)参加型になっていて、楽しさを上乗せしたのだと思います。
 Tonyに対しては、ジャッジのアリーシャが「これまでのすべてのシーズンの中で、一番のお気に入りの参加者かもしれないわ」と言い、激辛審査員として有名なサイモン・コーウェルも「2023年(のその時点)で一番面白い参加者だよ。とても、とても面白くて、オリジナルだ」と絶賛していました。
 ちなみに、wear は「~を身に着けている」というよく使う意味では他動詞で、目的語が必要です。日本語だったら「はいてますよ」でもあまり不自然ではないのですが、英語だとその後にジャケットやシャツ、帽子などがないとなんか気持ち悪いので、ジャッジたちの 'PANTS!'という声を呼んだのでしょう。

 いろいろと大変な出来事、悲しい事件が多かったと思えるここ数年ですが、ときには底抜けに「とにかく明るい」ことが必要だな、と健康診断を受けながら思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?