大分県宇佐市 八幡様の総本宮である宇佐神宮を訪れる 2023年4月22日来訪

画像1 二礼四拍手一礼のミステリー。全国4万社あまりある八幡様の総本宮、宇佐神宮です。
画像2 雲ひとつない澄み切った青空の中、大分は宇佐神宮へ足を向ける。一説には、卑弥呼の墓とも言われるこの宇佐神宮の境内は、とにかく広くて驚きだ。神社参拝のしきたりとして、二礼二拍手一礼は通例の形だが、ここでは出雲大社と同じ二礼四拍手一礼がしきたりになっている。同じ二礼四拍手一礼の形をとる神社は、新潟の弥彦(やひこ)神社を含め、全国でも3社しかない。それだけ格式が高い神社と考えてよいのか。しかしながら、天照大神を祀る伊勢神宮や明治天皇を祀る明治神宮でも、通例の二礼二拍手一礼である。何か別の意味がありそうだ。
画像3 翌日は、全国一の温泉県である大分県の中でも、昔からの温泉地として名高い別府へ向かう。別府は、市内に有名な8つの温泉郷である「別府八湯(べっぷはっとう)」を抱えており、実にさまざまな泉質や街並みを味わえる。その八湯の中でも人気なのが、鉄輪温泉郷の「べっぷ地獄めぐり」だ。7つの温泉噴出口を巡る、この別府定番の観光スポットは、その名の通り鬼がいる地獄を思わせる。見応えのある代表的な地獄は、この「海地獄」。コバルトブルーの鮮やかな色合いから、視界を遮るほどの白い湯気が立ち昇る。間近で覗く自然の息吹は格別だ。
画像4 海地獄に隣接した場所にあるのがこの「赤池」。色合いは、海地獄と対照的な血を思わせる赤い色で、こちらも小さめながら地獄のおどろおどろしい雰囲気を醸し出している。色の違いは、温泉の成分の違いからきているらしい。青や赤、白とさまざまな色合いでポップに見せる美しい光景が、別府を訪れる観光客を惹きつけてやまない。
画像5 鉄輪温泉郷で外したくない観光スポットがここ、「鉄輪むし湯」。まずは、店前に設置してある、自由に利用可能な足むし湯の温浴を堪能する。足から体内へ、じわじわと伝わる熱気が心地よい。10分ほどで全身が温まり、リラックス効果が得られる。店内では、むし湯による全身の温浴を、ゆったりとした気分で味わえるのでお勧めしたい。薬草を敷きつめた、天井の低い石室に身を収めること8分、全身から汗が滴り落ちる。汗ばんだ身体は、隣接している温泉浴槽で温め直し、爽快な気分を味わえる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?