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人体の構造を覚えるのは実は簡単?!👍

医師、看護師、理学療法士、救命救急士など様々な医療従事者の方々が覚えておかなければならない「人体構造」。すべての臓器と骨と血管の名称を覚えるのは吐きそうになりますよね🤢💦
ここではそのコツをアウトプットさせていただきます^^

なぜ人体構造を嫌いなのか?避けたくなるのでしょうか?!以下の理由が思いつきました📝

・言語から3Dの構造をイメージすることが難しい
・量が多い(名称が難しい)
・ミクロの構造まであってキリがない
・生理、臨床とのつながりがわからない
・重要性がわからない
・毎日触れ合うわけではない

ここでは、上記の内容の「量が多い(名称が難しい)」を紐解きたいです。
Q1.以下の中から人体の構造の基準となるものを選んでください。

①血管 ②骨 ③心臓 ④リンパ ⑤肺

答えは②の骨です。

原則1.位置決めの基準は硬組織であり、骨が基準となる。
尺骨があるから尺側動脈、腓骨があるから腓骨動脈と骨が基準となって、その付近を通るから血管の名称が決まります。

人体構造図:ルネサンス期

ルネサンス期に解剖した人体構造には、ルールに則て名称をつけています。

しかし、血管が走行する際には関節周囲は血管が閉塞しやすく難点です。
そのため、血管は屈側の浅層を通ります。
なぜなら関節の屈側にはくぼみが存在し、屈曲した状態でも血管が閉塞しないように構成されています。(腋窩、膝窩など…)

腕を輪切りにすると、血管の本管は内側を通っていることが分かります。そこから前か後ろを通ります。

動脈と静脈は伴走していることはご存じだと思います。
Q2.伴走しないといけない理由はなぜでしょうか。

動脈と静脈で熱交換をしている。
動脈の拍動を静脈が利用している。
例えば、大腿部などV(静脈)A(動脈)N(神経)の順番で伴走しており、神経は動脈から栄養をうけとっています。

原則2.方向指示用語があれば必ずペアがある。
内頸があれば外頸もある。
上前腸骨棘があれば上後腸骨棘があり
下前腸骨棘も下後腸骨棘もある。
上大静脈と下大静脈と対になっている。
このように方向指示が名称の頭につけば対となるペアがあるので、覚えるのはこれだけで半分になります。

Q3.骨は何をしているのか。(生理学的な意味や複数の意味をもつ。)

内臓を保護する。
CaとPを貯蔵する。
身体を支持する。
造血する。
※人は身体を動かすときには、筋肉を動かしているのではなくて、骨を動かそうとしている。
 
Q4.筋肉は何をしているか。

運動をおこす。
筋肉のポンプ作用⇒心臓に血液がもどるように
熱産生⇒シバリング
内臓保護

※筋肉は平滑筋(内臓)と横紋筋の2種類存在。
横紋筋は骨格筋(骨から骨)と心筋
※ 表情筋だけは骨についていない。
 
Q5.血液が運搬しているものはなにか。

O2、血球、CO2、水分、菌やウイルス、タンパク質(ALB:ラシックスをつかっても水分を引っ張てこれない)、免疫、脂肪、電解質、ホルモン、熱


消化管を覚えにくい人📝
Q6.実際に絵に臓器(消化器)を記載してみてください。

腹腔内臓器
胆嚢、胆管、門脈、食道、胃、脾臓、小腸、大腸、大網
 
後腹膜臓器
副腎、腎・尿管、大動脈、下大静脈、膵臓
 
骨盤内臓器
子宮、直腸、膀胱

📢「臓器」=実質臓器と管腔臓器に分かれる
実質臓器はおされたらへこめないから骨で守られる。
管腔臓器は外力がかかるとへこむことができる。
 
実質臓器=肝臓、胆嚢、脾臓、副腎、腎臓、膵臓
👆そのため骨や筋肉に守られていることが理解できる。
 ※第11、12肋骨、後腹膜の臓器である腎臓や副腎(実質臓器)も守られている。

ここまでで最初に掲げた人体構造の難点を少しでも改善できそうだと実感をもってくださったら嬉しいです。
・言語から3Dの構造をイメージすることが難しい😊
・量が多い(名称が難しい)😊


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