2024年5月4日:1廻し

 新卒の自分が怖いことは何だろうか?
 止まってしまうことが怖い。会社をクビなってしまうことよりも、燃え尽きてしまい何もできなくなってしまうことを恐れている。
 成果を出すことや出世することなんかよりも、メンタルに支障をきたしてしまうことのほうがまずい。
 働き始めて早一カ月、張り切って頑張るのは大事なことだ。結構なことだ。素晴らしいことだ。
 けれども続かなければそれはたいして意味はない。
 少しの期間だけ頑張ったところで、その後で元に戻ってしまうようなら価値はない。
 燃え尽きない。折れない。そんなバランスを保ったペースでほどほどに頑張るのが一番賢いやり方だと思う。
 少しの間だけ見栄で頑張って、後で元気を使い果たして何もできなくなるのは、個人的にはあまり好きではない。
 何はともあれ結果がすべてだと言われる。
 結果がすべてでそれまでにどれだけ頑張ってきたかは評価されない。
 そういう世の中だからこそ、私は頑張ることもしかしたら嫌いなのかもしれない。
 いや、嫌いってほど頑張るってことに感情を向けていないかも。どうでもいいのかもしれない。頑張っているかどうかは興味がないのかも。
 頑張っている人を見て、すごいなぁ、自分もそうなりたいなぁと考えることはある。
 その反面、何故かそいつを追い抜いてやろうって同時に考えてしまう。
 頑張っている人を見て自分も頑張れるようになりたいと思いつつも、どうしても目的のために頑張っているってよりかは、頑張るために頑張っているように見えてしまうからなんじゃないかなと。
 実に性格が悪いですね。
 自分がそうではないとは限らないでしょうに。
 他人は自分を映す鏡であると誰かが言いました。
 他人の内面を覗くことはできない。
 だから自分の内面を参考にして他人の内面を想像しているのだと。
 もしも人が自分のことを嫌っていると思っているのだとすれば、それは自分自身がその人のことを嫌いになっているだけということ。
 ということは?私は目的を達成するために頑張る人間ではなく、頑張りを人に見せびらかしたいから頑張っていると?
 うーん、考えないようにしましょう。何か変に沼にはまりそうですから……。

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