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日本語教師の考えごと (世界の中の日本と日本語)

🔔🔔 私に思い浮かんだ疑問 🔔🔔

少子高齢化の進行で特に介護業界が海外からの人材を求めているのは他の業界はどうなんでしょう?

そして、介護業界に限らず日本企業の求人戦略と求人後の世界戦略はどうなっているんでしょうね?

そんなことを考えさせられたバレンタインデーの午後。
発端は学習者さんからのチャット経由の質問でした。

🔔🔔 学習者さんからの質問 🔔🔔

日本の人達は『linkedinを使っていますか」という質問がそれでした。

私は『もちろん使っていますよ」と答えました。
次の質問は「検索する時にアルファベットと仮名のどちらを使って検索しますか?」でした。

私は「検索したい会社がどんな会社かによって使い分けていると思う」と答え、「今、何に困っているの」と質問したのでした。

答は「興味のある会社の情報を詳しく知りたいのでその会社のHPを調べたんですが日本語の説明しか出て来なくて困ってるんです」「英語と日本語の両方の情報を準備しておいて欲しいですね」「linkedin なら英語の情報を知ることが出来ると思ったんです」とのことでした。

「グローバル展開を考える企業なら日本語、英語の両方の両方の資料を用意してあると思うよ」と願うような思いで答えたのでした。

そして、HP、linkedin の両方とも言語設定を変更出来ないか再度チェックしてみることを勧めたのでした。

理系を専門としインターネットに強い若者には釈迦に説法だったのでしょうが(^^)

🔔🔔 世界と日本の双方にある日本語の壁? 🔔🔔


この学習者さんは試験勉強の為だけでなく幅広く日本語を勉強し、既に楽々とN2に合格し今夏にはN1合格を目指している人なのですが。

この学習者さんにとっての英語は日本人と同じ第二外国語なのですが、学習者さんの学ぶ大学では外国語学部でなくても英語を使いこなせるのは当たり前なんだそうです。

世界と日本、そして、留学生でなく学習者さんが住まいする国からだから日本企業への就職のハードルが高いのか、日本語が世界の中で特に習得が難解な言語なのか、あろうことかネガティブになってしまった私は、日本語教育の現在の方法論が何十年か前の日本の英語教育では読み書きは出来ても4技能をキチンと身につけられることが難しいと考えられていたらしい日本の英語教育の悪習を引き継いでいるのだろうか等と考えなくても良いことまで考えてしまったのでした。

2023/2/14
     Luke

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