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去年頂いた嬉しいレビュー③


②の続きです。今回で終わりです。


【悪魔の塔】腹ペコお姉さんが行くカワイイ物語でした!

開始数十秒、「テーブルの上に! 乗るんじゃ! ありません! イケメンでも許しませんわよ!」と思わずツッコミを入れていたら、瞬く間にポールくんが誘拐されてしまいました…衝撃!
というわけで、悪魔の塔へ出陣!ハングリー精神抜群で左上のバーはなんだろね?と思っていたら、あ、これお腹ぺこぺこメーターか!と慌ててアイテムを確認、林檎を食べたり魔法で満たされたりと、一風変わったシステムが面白く、思わず敵さんの落とすアイテム求めて戦闘をどんどん仕掛けていく人になりました。
そして、ただの凡ミスなのですが、初期の初期にどこかで毒ステータスになったらしく「お腹がちょっとでもすくとダメージが!?」と勘違いしていました(笑)
途中で戦闘で毒になった後に治療したら空腹でもダメージを受けなくなって「ひょっとしてどこかで毒を食べてましたわね!? なんてこったい!」と初めて気づくという…RPG下手かー!でした。
戦闘のバランスがとてもよく、レベルもサクサク上がり、自分のほうが少し強いかなーくらいでずっと進められたのでストレスもゼロでした!
尚、鍵を手に入れたのに不死解呪の札を渡してくれる大人びた少年の牢を存在ごとすっかり忘れていて「倒せない! HP0に見えるのに倒せない! 不死はどうやったら取れるの!?」と暫くの間ずっと戦闘していました(笑)
一度撤退してフロアを再確認している時に「ほあー!忘れてたー!」という変な声を出しつつ、牢の存在に気付きました。その後で無事に魔王様まで辿り着き、混乱して殴ったりしている間に魔王様撃破、無事にクリアとなりました。
魔王様の誘拐理由がかわいらしく、無事に平和が訪れてよかったです。魔王様の照れ顔、すごく可愛かったです!お話もシステムやゲームバランスもとてもよく、最初から最後までとても楽しめました。


【死が二人を別離つとも】結末にドキッ…です!

黒髪ロング美少女…控えめに言って大好きです…!
そんな彼女とお茶できたり、今度はファミレスデートだよと言ったら照れてみたり…タイトル画面のおどろおどろしさもすっかり忘れ、ニコニコと柚希さんを眺めていたら、妹のななさんがいなくなり「えー!」と慌てました。別選択肢の花祭りでもスイートピーの話で盛り上がったりする柚希さんにかわいい~となりました。
どちらの手を取るかで白骨遺体が柚希さんかななさんかに変わり、エンディングが大きく変わるのが面白かったです。柚希さんは実は…は、確かに絶対にありそうと思っていたのですが、まさかななさんがそうだったルートがあるとは思わず、驚きました。
ななさんはお姉ちゃんと結婚する!と言ってくれるとてもかわいい、けれど心を少し病んでしまった妹さんと認識していたので、まさかでした。ななさんは無事に成仏してくれそうな気もしますが、柚希さんは成仏…してなさそうな気配も漂い…。柚希さんがお茶会などに癒されて成仏していることを願います…!ほんのりと怖く、けれどかわいいところもいっぱいの二人の女の子との物語、とても楽しかったです!


【あいつが死んだ夢を見た】雰囲気がすごく良いゲームでした。

ホラーは苦手なのですが、RPG画面ならぜんぜんイケる!!ということを新たに気付いたゲームです(キラキラ~)
血やら腐ったご飯やら骨やら虫やら…画面から溢れ出るおどろおどろしい空気が伝わってきました。そして主人公ちゃんの性格の悪さが「おおお…君、なんでそんなあそこの蠅のたかる残飯みたいに腐っちゃったの(言いすぎ/すみません)」と褒めたくなる突き抜けっぷりでした。画面のドロドロさに負けていませんでした。
今回は落下して終了でしたが、虐められていた同級生ちゃんには是非ともこの夢の中で鉄釘バットでも鉈でも持って追いかけるという悪夢でリフレインさせていただきたく…(プレイヤーの性格も悪かった)そんな妄想をしたくなるくらい、いじめの内容がひどすぎて震えました…。
物語的にはハッピーエンドなどはありえないものでしたが、この後味の悪さがいい意味でゲームのドロッとした雰囲気を最後までまとめていました。
怖いけれど思わず見たくなる…そんな人間の心理を突いた素敵なゲームでした。


【DEMONIC REALM】すごく面白かったです!

ひたすら斬る!!斬って斬って斬りまくる!! あっ、後ろから来た! 反転して剣を振らなければ!! と思ったら前方からも来て―――アッー!!(Read me読んだはずなのに忘れていて、まだ全方位攻撃できることに気付いていない)
……海の神殿ですべての敵を前方攻撃で倒しきった後、4つの玉を一度に変えるときになって初めて「しゅ、主人公ぉおおお!! 全方位カバーできたのぉ!?」と気付きました(遅すぎる)
剣をフリフリしながら守護神さまの元を目指してGo!するシンプルながら奥の深いアクション、とても楽しめました。
常時ダッシュにしていたためか、勢いがつきすぎて敵に体当たりすることが多々あり、木の実を常にポリポリしていました(下手すぎか)難易度もちょうどよくて、難しいと簡単の間の黄金バランスでした。
最後の真っ暗になるホロウの城では暗闇になった瞬間、ひたすら斬り続け「木の実を手に入れた!」が暗闇の中で出てくるのが常道と化し「ふっ、知らぬ間に我が前に敵はなし(物理)」という状態に…!
床の毒スリップダメージも面白かったです。これも勢いつきすぎてたまに「あああ!」と踏んでました(笑)
モフ神さまたちの回復仕様が嬉しく、回復アイテムに余裕を持たせられたのでありがたかったです。また、HPのみというシンプル仕様のおかげで物語とアクションに集中できました。とってもカッコ良いイケメンなモフ神様を無事にお助けできて大満足、本当に面白い一時を過ごさせていただきました。


【プリンセスは誰の手に?】まさかの展開でした…!

まさかの虹色のオネエさんが一番幸せルートだったとは…!!
初回で虹色ルートへ進んだので「いいねぇ~いいねぇ~幸せだねぇ~♪」と二人を祝福してかーらーの!
物思いTHE☆下着の色とアルコール漬けルートで「綺麗な薔薇には棘…いや、毒!? 見た目はハイスペックすぎるのに、なにか違うわ!? 思てたんと違う…」と別の意味で笑うしかなかったです。物憂げなイケメンは下着の色で物思いに耽ってるとか…そんな王子様初めて見ましたわ! 1分間でサクッと終わるノベル、楽しませていただきました。
エンディングの結びで出る言葉も面白かったです。


【クネヒト・ループレヒト】ダークな世界観&脱出の黄金の組み合わせ,絶妙でした!

クネヒト・ループレヒトさんに何度バシッ!!と消されたか分からない、けれど繰り返すうちに少しずつ進んでくのが楽しい脱出ゲームでした。あれは私でも井戸を埋めるで…と言いたくなる主人公の不幸さに思わず同情してしまいました。
途中、開けた牢を閉められるということに気付くまで「私の俊足と勝負よぉおおお!!!(そしてバシッ!!と負ける)」を繰り返していました…なんてことなの…牢が閉まるんですってよ…!クネヒト・ループレヒトさんの秘密を見てバシッ!!、ストレートに人間素直が一番と直進してズボッ!!なども繰り返して、生還もできました。
尚、途中立ち止まっているクネヒト・ループレヒトさんを「この人…動いてないぞ…もしや、別人では?」と淡い期待を抱き、「あ、あのー」バシッ!!となったことも添えておきます(涙)
捕まれば即ゲームオーバーですが、捕まらないように逃げるのがとても楽しかったです。
あ、電話は実は彼に繋がるんでしょ?と思って初めは掛けなかったのですが、途中でセーブしてロードすればいいやと、掛けてみました。
私が疑り深いだけでした! だって外界に繋がってるなんて思わなかったんですもの!…と、ちょっとしたスリルも味わえて、細かいところまで面白かったです!
シナリオは暗くシリアスでしたが、主人公の過去を知っていくうちに「この子には他に選択肢がなかった」という気持ちと「もし誰かがこの子がここまで追い詰められるまでに手を差し伸べていたのなら」という気持ちとで、悲しくもなりました。すごく素敵なゲームでした。


【僕のメガネは銀縁メガネ】輝くメガネ!とメガネ愛!

君のために眼鏡を磨き続け、磨き続けて…メ!ガ!メ!ガ!ビーム!!!を撃ち続けて、無事にお付き合いまでいけました!すごく面白かったです。
ゲームの仕様?を理解するまでは初戦ですら4回くらいゲームオーバーしていたのですが、「勝てる!なにせこの輝き!伊達に眼鏡を磨き続けてきたわけじゃないぜ!」と叫びたくなる必勝の攻略法「眼鏡を磨き!修理し!ビームとしてその輝きを放つ!!」に気付いてからはサクサク勝てました!(キラーン!/眼鏡が光る)
必勝法のおかげでターン数制限のある夏凛さん以外はストレートに勝ち続けられました。
普通に攻撃とかしていたら永遠に勝てない…眼鏡の輝きこそ勝利の輝き!という世界の理に気付けてよかったです。ビームで次から次に撃破していく姿、頼もしく(!?)楽しかったです。
ゲームの難易度、セリフ回し、プレイボリュームなど、すべてがちょうどよく、手軽に遊べて楽しい作品でした。


お礼、そして決意

三回に分けて紹介させて頂きました。ここまで遊んだ上に感想まで下さったShia様には感謝しかありません。ありがとうございます。個人差はありますが自分の作品を楽しんでくれている人がいるという事実ほどやる気が出ることはありません。(自給自足を目的としていても。)同時に絶対に作者自身が自作品への愛着を失ってはならないと感じました。
作者が自分で「つまらない」と言っている作品なんて、たとえ面白くたってプレイしたいと思いません。食べず嫌いした結果、損した方がマシだとさえ思っています。
手に取って下さった方のためにも、そして自分自身のためにも。心から面白い・遊びやすいと思って貰えるものを作れるようよりいっそう力を付けたいと思います。

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