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”生きづらさ”が教えてくれた本当の”感謝”

恥ずかしながら、この歳になって本当の”感謝”を知ったかもしれません。
なぜなら私は若い頃、”生きづらさ”など微塵も感じていませんでした。
また難病が発症するまでは、料理の仕事をしていて
人に”頼る”や”お願いする”ということが、あまり許されない環境もあり
その頃の私といえば「なんでも自分でやってやる!」といった具合。
(若気の至りも笑)
自分の中で”恥ずべきこと”だったからです。

自分の目の難病の症状が進むにつれて
”やりづらいこと”や”できないこと”が出て来る中で
人に頼らざるを得なくなっていきます。
例えば、仕事の中での書類の確認や役所など薄暗い室内での書類の記入。
また小銭を見分けたり、買い物での品物の場所など。
これまで”人に頼る”ということを、あまりしてきてなかった私。
初めは戸惑いました。
なかなか人に頼れない自分がいるのです。
でもいつの日か
「もう無理するのはやめよう。」
「潔く人に甘えよう。」と思い始めました。
いい意味での”諦め”だったと思います。

そうする中で、利害関係な、助けてくれる人がいたり
快く引き受けてくれる人がいたり、時間をさいて手伝ってくれる人がいたりした時、深い”感謝”の気持ちを感じるようになりました。
こうして自分の”困難さ”や”生きづらさ”が、私に本当の”感謝”を
教えてくれているような気がします。



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