鳳凰卓コンプ野郎と麻雀との思い出
リア麻勢、ネト麻勢からはじまり、天鳳勢、雀魂勢、各団体推し、神域ファンなどとさまざまな勢力(?)がある昨今だが、私は天鳳勢であり見る雀にあたる。
天鳳やってるのに見る雀なのかという話はあるが、競技麻雀の観戦が好きという属性を表す言葉を他に知らないので見る雀としておく。
歴は浅いものの、各団体の競技規定まとめているくらいには興味を持っていると思う。最近興味深かった規定はツモ和了牌が不明確だったときの裁定である。使われたことあるんか?
ちなみにリア麻経験は旅行先の雀荘に勢いで突っ込んだ1回だけ。所作がおぼつかなくても親切にしてもらった。4434とかだったからメンバーも客も優しかっただけかもしれない。
最初に麻雀に触れたのは咲だったと思う。多くの咲視聴者がそうしたであろうように、はりきってルールを覚えようとするも挫折。鳴いたらダメってことくらいしか覚えなかった。モモちゃんかわいい。
そしてまあまあの年月を経て麻雀が好きなVチューバーと出会った。出会ってしまったとも言える。
当時は雀魂のリリース前、Mリーグはたしか初年度のことだ。
配信で麻雀プロについて楽しそうに話していた記憶がうっすらある。黒いデジタルがどうとか、こーしょーくんがどうとか、正直何言ってるのか分からなかったが。
推しと同じことをやりたがるのはオタクの性。彼女は天鳳配信が多かったので、ルールも分からないまま天鳳をダウンロードする。これが2018年の年末ころ。
レビューで牌操作だとか、プロからするとおかしいだとか酷く書かれており、慄きながらもプレイ。今なら憐みしか浮かばないレビューだが、当時は麻雀というものに純粋だった。
配信を通じてルールや役、牌の呼び方などを覚えながら、意外と飽きることなくプレイを続けた。とはいっても打数もまばらで、なにがなんでも字牌から切るし、筋なんて概念はまだ知らない頃だ。(今の初心者はめっちゃ熱心だと思って眺めている。比べるのも失礼なくらい。)
半年ほどして三段へ昇段したが、これがなかなか登れなかった。
上卓東南戦の三段配分は60-15-0-▲75の600/1200。着順サイクルでは獲得ポイントはゼロ。登る実力は当然なかったし二段にも落ちた。
戦術を学ぶほどの熱量はまだなく、配信を眺める傍らで気が向けば打つ程度だ。
そんな中で何がきっかけかは覚えていないが、四段、ひいては特上卓への熱意が少しだけ目覚める。
配信でよくわからなかった用語を調べたり、筋なるものを勉強した。「麻雀 筋」とかで検索したと思う。初見ではこれがほんっとうに意味不明だったが、推しの力でなんとか覚えた。他にも壁とか、序盤の捨て牌の外は安全とか、定番のオリ戦術なんかも目にした記憶がある。
2019年の中頃には雀魂がリリースされた。
こちらも推しにつられてDLしたが、所持していた末期スマホでは発熱が酷くてあまりやらなかった。雀魂リリース後でも推しの配信が天鳳多めだったことも理由として大きかったと思う。課金を要するソシャゲを他にやっていたのもあったかな。
Mリーグではサクラナイツが参戦し、メンバー枠が最大4名に拡大する。
よくわからんけど美人が増えたなーと思った(健全男子並みの感想)。
2019年の秋、推しが消えた。
事務所とのいざこざがどうとかでまあまあ燃えた。当時はホロと同じかそれよりも勢いがあった箱だった(※個人の印象)が、普段の対応の悪さからか、勢いのあったやっかみからか、燃えた。
天鳳はというとそれでも月に20戦くらいは打っていた。推しが消えたというのに元気なヤツだが、天鳳をやってればそのうち出会えるかなとか思っていた。純粋か。
2019年末、推しが転生する。
なんだか一瞬で再会したかのような書き方になってしまうが、当時のファンたちからすると永遠かのように待ち望んでいた出来事だった。
最初の配信内容は麻雀大会で、天鳳の配信ながら同接は8000とかいってたと思う。それくらい私を含めた彼らは心配していた。
年が明けて2020年1月、ようやく初の四段に昇段。が、レートがたりない。
上卓をそのまま打ち続けて三段へ落ちるも再び四段へ。なんやかんやで自力がついてきた時期かもしれない。
よく見ていた配信は牛さんこと齋藤豪pの配信で、ここで序盤の手組や方向性を意識するようになった気がする。
配信では「この局で○○点を和了ればオーラス○○条件になる」といった思考を語っていたのもあり、それに押されて点数申告をざっくり覚えた。オーラス、ダマで条件が足りている手牌をしっかりダマ和了できた興奮は少しだけ覚えている。
7月には五段昇段&レートが1800を超えて特上卓に入れるようになったが、レートはギリギリ。当然ながらたびたびレートが割れた。
上卓あがりには特南の打牌スピードは遥かに早く感じられ、また思いがけない放銃にやられた記憶がある。リーチ者に対してのベタオリは覚えたが、そこに対する他家のダマテンケアはできなかった時期だ。
8月のニコニコ超会議(?)では、今や知らないプレイヤーは居なくなっただろうNAGAがお披露目となる。NAGAをフリー使用できる記念大会に参加して、多井隆晴pを2連続でツモ。たかはるは2ラスだった。
多井pがめちゃくちゃに強いことは当時でも知っていたので、麻雀のクソ運ゲー性にちょっとだけ触れた出来事だった。
そして再び推しが消えた。
チャンネル登録は20万に迫り、youtube以外での露出も増えてきたころだった。
匿名掲示板での暴言と、ゴースティング疑惑の2面で燃えた結果だった。
情報を見るのが辛かったので詳細はあまり知らないが、後者については放火だと思っている。ゴースティングもせずにこんなビタ止めができるのはおかしい、みたいな論調だったが、配信でのリアクションを見るに本当に理で止めたかに見えた。
そしてゴースティングについて変な擁護をしてしまったらしい木原浩一pもちょっと燃えた。しばらく定期ライブを謹慎してたらしい。
この頃になるともはや推しとは関係ないくらい麻雀にハマってしまう。Mリーガーでは好きな選手が増えた。
天鳳の方はしばらくして六段に昇段できた。が、五降し、四降した。
456を行ったりきたりするうちに2021年が過ぎてしまい、増えてきた麻雀配信や戦術書を聞きかじった結果、2022年の秋に七段昇段戦にごぎつけた。
ここで謎のビビりを発動する。
「自分なんぞが七段はまだ早いのではないか」
あろうことか昇段戦から逃げ、別垢を作ってしまう。作るにしても昇段してからやれという話だ。アホか。
初期垢は3年半かかった(※昇段してない)が、新垢は1年ほどで七段に到達できた。
そして再びアホが発動する。
「特東でもっと自力を付けたほうがいいのではないか」
本当になにをやっているかという話だが、ちょうど光速卓が実装されたのもあって更に新垢を立ち上げてしまった。さっさと鳳凰卓を打て。
カスのような言い訳をしておくと、当時は度々鳳凰卓の観戦をするようになっていて、上位者の打牌や押し引きについていけず、とても通用しないと思い知っていた時期である。
そんなこんなでgdgdしながら3垢目が七昇したのはつい最近で、初期垢も勢いで七昇させ、いよいよ鳳凰卓をやるしか選択肢がなくなってしまってnoteを書いている。
目標とした自力がついたかは果たして謎で、特に六段ではリスク回避を重視する選択をとりがちだった。脇決着が非常に多い&2着(20pt)は実質114着(50+50-80)という配分もあって勝負を避ける場面が多く、押し返したりリーチする判断は弱気よりになっている自覚はある。
いう人に言わせれば鳳凰卓もピンキリというし、私が入れば実際キリが生まれてしまうわけだが、まあそれでも、特別に感じてしまうフィールドなのだ。
ちなみにつのだへの課金を渋っているわけではない。ちょっと面倒だとは思っている。
そんな勝手な思い入れがあったりして、今は特東を登り切った達成感で一杯なのだが、数日もすれば天鳳をやりたくなると思うのでそのときは腹をきめてつのだに課金をしようと思う。
ド素人から始めた初期垢戦績。よう登ったなあ。
追記
麻雀沼に落ちる元凶となった彼女は2023年秋に3度目の生を受けた。
たまたま木原pのライブを見ようとした折に流れた広告を聴いたとき、すぐさまあの声だと思った。ライブ配信はそっちのけで情報を漁った。ラキハゲさんごめん。
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