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「好き」の気持ちを大事にしようって話

ジェンダー平等を目指す昨今からは逆行した話で恐縮ですが、私は女性が創ったものに魅力を感じることが多いです。

例えば漫画。小学生の頃は少年サンデーを購読していたのですが、「結界師(田辺イエロウ)」と「銀の匙(荒川弘)」は特にお気に入りでした。

両方とも作者が女性だと知ったときは驚きました。



次に絵画。美人画が好きなのですが、お気に入りの画家は上村松園と伊藤小坡です。


京セラ美術館の上村松園展


伊藤小坡 「雪の朝」

図らずも両者ともに女性です。
色の鮮やかさ、描写の細やかさはもちろん、必要以上の色気を感じさせない、清らかで飾らない画風を気に入っています。



最後に小説。恋人の影響で有川浩を読むことが増えました。どの作品もとても面白いのですが、色々読み進めると、ある法則に気づきました。

私の一押しはクジラの彼

女性視点で書かれた作品と男性目線で書かれた作品だと、前者の方が読了後の満足度が高いのです。

これは自分なりの分析ですが、有川浩さんの作品で女性視点のものは、心理描写がより繊細だと思います。環境の変化や相手の男性からの働きかけに動揺したり、悲しんだり、喜んだりする女性は魅力的です。。

シーンごとの細かな気持ちの変化に深く共感しているのだろうなと思います。

男性目線で描かれた作品ももちろん素晴らしいですが、有川さんが女性だという固定概念が、作品に感じる虚構性を高めているのだと思います(こう感じてしまう自分が、ちょっと勿体ないです)。



つまり私の場合は、女性が心血を注いで創り出したものに魅力を感じる傾向にあるのです。

決して「女性は○○」「男性は●●」と区別したいわけではありません。

が、「好き」と感じるもの/ことに法則性があると、その法則を通じて自分のことが分析できる気がします。
「あなたは他の人以上に女性らしい考え方をする」と時折言われます。恐らくそうなのでしょう。

自分を客観的に分析することはなかなか難しいですが、「好き」からはそれが読み取れる気がします。


「好き」と感じるもの/人の傾向が判ると、自分のパーソナリティーが判ってくるし、ねずみ算式に「好き」に出逢える気がします。

「好き!」「素敵!」と感じるその気持ちを大切にすると、人生が今よりちょっと豊かになるかもしれませんね。


あなたは何が好きですか?




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