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嵐山を独り占めできる場所 福田美術館へ行ってきた
京都 嵐山の福田美術館へ向かう。
京都を代表する観光スポット、嵐山。嵯峨嵐山駅から美術館への約10分の道のりは、魅力的なお店と観光客の笑顔で溢れている。
ついつい足をとめ、抹茶のソフトクリームをパクり。雑貨屋にふらり。
そんな寄り道も美術鑑賞の醍醐味かもしれないな。
桂川沿いの大通りを一本中へ入ると、福田美術館はもう目の前。美術館の周辺には、観光地とは思えないほど静かな時間が流れている。
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館内に入ると、展示会の巨大パネルがお出迎え。ここの前で記念撮影を行う方もちらほら。毎回素敵なパネルで迷うけど、最近では「君があまりにも綺麗すぎて ~福田コレクションの美人画~」のパネルが特によかった。
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展示室
福田美術館の展示室は3つ。第1展示室は1階。第2展示室と第3展示室は2階の構造。
設計のコンセプトは、なんと「蔵」。コレクションをしっかり守るという意思が込められているそう。
蔵をコンセプトにしてるだけあって、一歩足を踏み入れたときの没入感は格別。暗い展示室内でライトに照らされた作品群に、思わず感嘆の声が漏れてしまう。
ほとんどの展示会で、一部作品を除いた撮影が許可されているのも嬉しい。一眼レフ片手に鑑賞されている方もちらほら。
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2021年「美人のすべてリターンズ展」にて
館内
廊下や階段の外壁窓ガラス貼りになっていて、中庭とその先の嵐山を眺めることができる。
よく見ると、窓一面に模様。古くから日本建築や着物に用いられてきた、伝統的な網代文様だそうな。
モダンな雰囲気の建物に、一気に和の香りが漂う。日本画を中心に収集・展示をしている、福田美術館ならではの意匠。廊下のソファで一休みする時間さえ、贅沢な気がしてくる。
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カフェ
「パンとエスプレッソと福田美術館」は表参道にあるベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の姉妹店。人気メニューのパニーニや、季節限定の福パフェを楽しむことができる。
窓際のカウンター席に座れば、そこに広がるのは渡月橋と桂川の美しい風景。静かで快適な店内から眺める景色に、嵐山を独り占めしているような気持ちにさせてくれる。
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このときはいちご大福モチーフ
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次回展
福田美術館では、2024年7月13日から「福田どうぶつえん」が開幕。
近世の画家から、木島櫻谷、速水御舟、加山又造まで、明治から昭和、平成時代を生きた日本画家たちが描いた動物の姿を、そこに込められた意味や生態の解説と共に紹介される。
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