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脂肪吸引で豊胸した脂肪は脂肪ではなく脂肪っぽい“ナニカ”

豊胸で人気の脂肪吸引とセットの脂肪注入があります。


自家組織による脂肪注入だから、異物(シリコン)を入れるより安全だし気持ち的にも脂肪がいらない所から欲しい所に移動しただけだから最高!と思いますよね。

脂肪豊胸は定着率がシリコンに比べて30%前後と良い方ではないですが、それでも2カップ大きくなっていた同僚を見て私も心の中で“え…良いな…。”
と指をくわえておっぱいを触ったりしていました。

とある日、胸への脂肪注入をした患者様が痛みを訴え来院。

胸の中を確認してみるとドロドロになった脂肪が出てきました。
院内は何とも言えない異臭もします。

先生に聞いたら〈オイルシスト〉だねとの事。


オイルシスト??何それ?


美容の知識欲が高すぎるみみは先生に深堀しました。
要約すると【石灰化】という状況で死んだ脂肪の塊がオイル化して腐っている感じだと。



えええ、あいつら、死んでたん?
私はお腹から胸に転勤したくらいの気持ちだったよ。


しかも先生曰く「実は、一度取った脂肪は脂肪ではなく“脂肪っぽいもの”だからね」と。

そうなのか、じゃあオイル化しない対策はあるのか、という話になりましたが結論はNO。オイル化はリスクであり失敗ではないし、医療に100%はないという結果でした。


大抵のクリニックではこのリスクは伝えられると思います。
逆に伝えてこないクリニックには要注意ですね。



でもでも、オイル化しないように努力する事は出来ます。

①施術後はマッサージをしっかりしてしこりが出来ないようにする。
②入れ過ぎない。
③免疫力を上げておく。
④経験値の多い医師を選ぶ。

①③④は自分で何とかできそうです。ただ②に関してはもどかしいですよね。だって、大きくしたいからたくさん入れたいって思うもん。

脂肪って取ったらもうなくなっちゃうからシリコンのように
「んじゃ、オペもう一回良いですか!」とは出来ない。

片っぽだけおっぱい小さい状態になってしまった患者様をみるのは心苦しかったです。

みみが脂肪での豊胸術を一度見送った理由の一つでした。


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